EVIL提案の「ダークネスマッチ」ルールの魅力を深掘り

EVIL、矢野通【撮影:koba】
KOPW争奪戦




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・28鹿児島大会で矢野通が所持する「KOPW2021」に挑戦するEVIL。

両者が提案するルールも決まり、4月12日正午からファン投票も始まりました。

今まで以上に拮抗した投票数になっていますが、現状は矢野通が提案した【暗闇創造黒頭巾マッチ】が有利な状況です。

※今現在、投票数14,000票に対し矢野案支持率55%、EVIL案支持率45%(4月12日19:00現在)

 

しかし、個人的にはEVILが提案した【ダークネスマッチ】の方が面白くなるような予感がしています。

矢野案の展開は予想できる部分もありますが、EVIL案はルールを読んだだけでは想像しにくいものがあります。

何が起こるか分からないだけに見てみたいという好奇心と欲求が、EVIL案を支持する理由です。

 

とは言っても投票者が全くどんな展開予想できなければ、EVIL案に票が集まることは難しいでしょう

30秒間暗闇に包まれるとなれば、その間、観客や視聴者は待つしかありません。

暗闇の30秒間に何ができ、何が起こるのか?

今回はEVILが提案する【ダークネスマッチ】の魅力について深掘りしてみました。

 

【ダークネスマッチ】で予想できるEVILの策略

 

【ダークネスマッチ】ルール

試合開始から3分後に30秒間会場が暗闇となる。以降も3分毎に30秒間暗闇となる。

 

まず最初に確認しておきたかったのは、KOPW争奪戦が行われる会場は西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)が真っ暗になるかどうか

西原商会アリーナは、2019年に9月に飯伏幸太とKENTAの挑戦権証争奪戦が行われた場所です。

後楽園ホールは真っ暗になりましたが、広い西原商会アリーナは大丈夫かと心配になりましたが、この時の試合を確認したところ問題なく真っ暗になっていました。

東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 飯伏幸太 VS KENTA

※3:30ぐらいに真っ暗な様子が確認できます。

 

ルールを額面通り受け取れば、暗闇になる30秒間以外は通常のプロレスルールです。

逆に暗闇になる30秒の間は、何をしてもレフリーは判断できず反則負けになることはありません。

暗闇が10秒なら移動できるぐらいでしょうが、30秒間あれば移動し行動を起こすことができます。

30秒間一方的に攻撃したり、場外から控え室に連れて行くことも不可能ではないでしょう。

仮にセコンドに付くであろうディック東郷が暗視スコープを準備していれば、30秒間好きな様に介入することができます。

30秒後どうな光景が現れるのか、今までにない緊張感を味わえるでしょう。

 

矢野通の勝機

 

一番面白い展開は暗闇の30秒間で形勢が逆転することです

明るい3分間も劣勢、30秒間の暗闇の後も劣勢の矢野が、次の30秒間の暗闇で形勢逆転したら何が起きたか分からず驚愕することでしょう。

暗闇を攻略した矢野なら、30秒の暗闇の間にEVILやディック東郷を鉄柵に結びつけることも可能です。

 

実は誰でも暗闇の中、一瞬で闇に目が慣れる方法があります

それは、明るい間に目を閉じていることです。

攻撃に転じていれば目を閉じることはできませんが、うずくまって防御を固めていればバレずに目を閉じることができるでしょう。

30秒間目を閉じ暗闇になった瞬間目を開ければ、暗闇に慣れた状態で行動に移すことができます。

道具も何も使わずに、暗闇を優勢に闘うことができるテクニック。

 

実はこれ『ハンターXハンター』で幻影旅団に捕まったゴンとキルアが逃げる際に使ったテクニックです。

有名な漫画なのでそのシーンを覚えている方もいるでしょう。

矢野が『ハンターXハンター』を知っているかどうか分かりませんが、どんな特殊ルールでも対応してしまうだろう頭脳に期待したいと思います。

そして、その頭脳をEVILが凌駕できるのか…

 

投票の締め切りは4月18日の正午。

まだ清き1票が残っている方は、是非【ダークネスマッチ】に投票してください。

私が想像する以上の【ダークネスマッチ】が展開されることでしょう。

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