ウィル・オスプレイがIWGP王座を返上せざるを得なかった当時の大怪我を語る

ウィル・オスプレイ【撮影:koba】
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021年、首の怪我によりIWGP世界ヘビー級王座を返上したウィル・オスプレイ。

レスラーの怪我は欠場するほどの大怪我でなければ公表されることはありませんが、新日本最高峰のベルトを返上するほど酷い怪我だったのでしょう。

 

ルネ・パケットのポッドキャストに登場したオスプレイは当時の怪我について語り、IWGP世界ヘビー級王座を放棄せざるを得なかった理由を明かしました。

『2021年のレスリングどんたくの鷹木信悟戦で怪我をしたのですが、それはもう辛かった。その試合でシューティングスタープレスをしたんだけど、いつもより少し距離が伸びたのか、体がこう当たるのではなく、サソリのような体勢になってしまったんだ。いやサソリじゃなくて、よくわからないけど、ある意味コブラのような体勢だったか。今まで感じたことがない衝撃が走り、背中を怪我した。首もずっと怪我していたから、その試合の終わった後は、本当にフ◯ッキン(言葉にするのとができない)な状態になっていたよ。その後、日本では国を挙げてのロックダウンが始まってしまったから、もう何がなんだかという感じで……家に帰ってMRIの検査を受けたら、もうお手上げな状態だった

実際の怪我の程度は内緒にしておくけど、あまりに酷かったので自分の中に留めておくよ。悪ノリすることもできたけど、初めて“怪我した”って思ったんだ。怪我をしたことで精神的なプレッシャーも感じた。「これは解決しなければならない」と思い、家に帰る必要があると思ったんだ。

でも、シンゴ(鷹木信悟)は俺のお気に入りのライバルで、46分間、お互いにボロボロで怪我もしたけど、それを黙ってやり過ごすことができたのはいい経験になった。誇りに思うよ。あの試合をできたことはとても誇らしい』

引用:Wrestling Headlines

 

2021年と言えば観客席を目引きなんとか興行はできたものの、試合数を制限し大会を開催していた時期です。

レスリングどんたく当日は、発熱が確認された選手がいたということで、大会開始前に対戦カードを変更。

ビッグマッチながら全5試合しか行うことができないという満身創痍な状況で、IWGP世界ヘビー級選手権が行われました。

 

いつも以上にプレッシャーがかかる状況で、鷹木信悟と44分を超える激闘を繰り広げたオスプレイ。

ビッグマッチで5試合しか開催できなかったからこそ、長時間のタイトルマッチを意識して臨んだのかもしれません。

新日本プロレス公式サイトのMATCH REPORTでも、『この大技でオスプレイも腰を痛めたのか悶絶』と記載されていました。

 

新日本とファンの為に犠牲い闘い続けてきたオスプレイですが、首以外に背中も怪我をし、公表できないほど酷い状態だったのでしょう。

試合前から首は怪我していたと語っており、そんな状態だったにも関わらず44分以上も激闘を繰り広げていたのは超人としか言いようがありません。

恐らく、先日のケニー・オメガ戦でも大小様々な怪我をしていたと思いますが、当然のごとく次の新シリーズ初戦からオスプレイの名がありました。

無理して欲しくないということは不可能かもしれませんが、それでも闘い続けるプロレスラーにはリスペクトしかありません。