AEWが誕生する前、ヤングバックスとコーディが主催して開催した伝説の興行「ALL IN」には様々なレスラーが参戦し、その多くがAEW発足時に同団体に加入しています。
一方でレイ・ミステリオ・ジュニアとレイ・
フェニックスと組んで飯伏幸太&ヤングバックス組と闘ったバンディードは、AEWに加入するという選択はしませんでした。
当時、複数の団体からオファーを受けていたバンディードは、多くの仲間がAEWと契約する中、ROHを選んだ理由を『NEW JAPANでも試合ができるから』だったと答えています。
Bandido reveals why he didn’t sign with AEW after All In https://t.co/sAoRfIjFeJ
— Cultaholic Wrestling (@Cultaholic) April 29, 2022
『その時のAEWの契約は(私や私のキャリアにとって)良いものではなかった 』とバンディードは認めています。『あの時。新日本は私の目標のだった。WWE、AEW、ROHと交渉を始めたとき、ROHが私の契約書に“新日本にも行ける”と書いていたので、私は「わかった、契約したいけど新日本にも行きたい」と言ったんだ。彼らは、「わかった。君が新日本に行けるように手助けしてあげよう」と言ったんだ。そして、彼らは私を手助けしてくれた。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場できて、そこでウィル・オスプレイと試合をしたんだけど、あの試合はすごかったよ。まぁそういうわけで、私はAEWとは契約しなかったんだ』 バンディードはトニー・カーンが会社を買収して初めてのROHのショーである「Supercard of Honor 2022」でジョナサン・グレシャムとROH世界王座を闘い敗北しました。ROH、AEW、NJPWの関係が以前より強くなった今、バンディードはROHに残留を検討するでしょうか? 『ああ、ここにいる。そして、なぜいけないのか?』とバンディードは言いました。『AEWがバンディード に興味を持ったら?ああ、俺はAEWにも、ROHにも、インディペンデントなプロレス団体にも出たいんだ。今は自分のキャリアに集中し、自分の人生に集中している。“赤ちゃん”が生まれるから、子供のために100%健康でなければならないからだ』 引用:Cultaholic Wrestling |
今、バンディードの奥さんは小さな命を授かっています。
どの団体のオファーにも応じるとのことですが、今はROHに腰を据えて、子供の出産に供えたいということでしょう。
そして新日本プロレスに出たいという理由でROHと契約したバンディードには、多くの日本人ファンが存在し、私もその一人です。
後楽園ホールでウィル・オスプレイとのシングルマッチが生観戦できたのも、バンディードの選択の賜物だと言えます。
今は、家族のために時間を使って欲しいと思う反面、いつかまた新日本プロレスのリングに上がって欲しいと思うファンは私だけではないでしょう。
天才ルチャドールが、再び日本に来てくれる日を楽しみに待ちたいと思います。