新日本の木谷オーナーが声出し観戦解禁の可能性を示唆

後楽園ホール【撮影:koba】
国内プロレスニュース




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020年2月26日の沖縄大会を最後に、声出し応援が禁止された新日本プロレス。

徐々に会場へ観客は戻りつつあるも、声を出せる出せないでは応援する楽しみの幅は狭まります。

海外では既にマスクなし歓声ありの興行も行われており、羨ましく眺めるしかありませんでした。

 

一方で日本国内のスポーツ観戦に目を向けると、Jリーグが6月から声出しエリアを設置というニュースが舞い込んでいます。

ファンにとっては待ちに待った朗報でしょう。

Jリーグは17日、公式試合で制限されていた声出し応援の解禁に向けて、6月上旬から「声出し応援エリア」「声出し応援席」を段階的に導入していくことを決めたと発表した

Jリーグによると、対象試合では観戦席の一角を座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定し、指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援できる。声出し応援エリアでは当面の間、食事・飲酒は禁止(ソフトドリンクは可)され、対象座席以外では声出しは引き続き禁止される。

引用:Yahoo!ニュース

Jリーグは、ウィズ・コロナでのスポーツ観戦をさらに充実させるために、Jリーグの各試合において、効果的な感染症対策を講じながら声を出して応援いただける「声出し応援エリア/声出し応援席」を段階的に導入していくことを決定しました。政府の基本的対処方針に基づき実施するもので、6月上旬~7月にかけて数試合で運営検証を行い、その後、希望するすべてのクラブが声出し応援エリアを導入できるよう進めてまいります

対象試合は、開催地の自治体に相談、情報共有を行い、本日時点で2試合が決定しており、順次、対象試合を増やしてまいります。

引用:Jリーグオフィシャルホームページ

 

プロレスの声出し応援はいつから解禁か

 

他スポーツ同様、プロレス観戦においても声出し応援は必須の要素となります。

Jリーグが6月から声出し応援エリアを段階的に設置するとのことですが、気になるのはプロレス観戦はいつから声出しが可能かという点でしょう

新日本プロレスが座席数を間引かないコロナ禍前の従来の席配置に戻したのは、後楽園ホールが最初だったと記憶しています。

後楽園がある東京都では、条件付きで大声ありのイベント開催を許容しています。

下記は東京都防災ホームページに書いてあるイベント開催の定義です。(一部抜粋)

イベント開催に当たっては、「イベント開催等における必要な感染防止策」に示されている必要な感染防止策を行うこと。

1 人数上限・収容率

・以下の「人数上限」、「収容率」のいずれか小さい方とする。
・なお、「大声なし」で、「参加人数5,000人超かつ収容率50%超」のイベントについては、「感染防止安全計画」(下記「2『感染防止安全計画』の策定・提出について」参照)を策定し、東京都の確認を受けた場合、人数上限は収容定員までかつ収容率の上限を100%とすることができる。

[収容率]※1
・大声なし:収容定員の100%以内
大声あり(※2):収容定員の50%以内

※2・・・「大声」の定義(令和4年3月17日付け事務連絡1.(4).ウ.のとおり)
「観客等が、(ア)通常よりも大きな声量で、(イ)反復・継続的に声を発すること」を「大声」と定義し、これを積極的に推奨する又は必要な対策を十分に施さないイベントを「大声あり」に該当するものとする。

3 留意事項

大声ありのイベントについて、十分な人と人との間隔(できるだけ2m、最低1m)の維持が困難な場合は、開催について慎重に判断すること
・飲食を伴う又は飲食が可能であるイベントについては、感染者が飲食した場合の周辺への感染リスクを高める可能性があることから、引き続き、飲食専用エリア以外(例:観客席等)においては自粛すること。

引用:東京都防災ホームページ

 

上記の情報をまとめると、プロレス観戦に応援エリアを設置するなら、ご覧のような対策が考えられます。

▪︎声出し応援エリアはそれ以外の観客とエリアを分ける

▪︎あくまでマスクをしたままの応援(不織布マスクの義務付け)

▪︎感染リスクを高める食事・飲酒は禁止

▪︎声出し応援エリアは隣りとの十分な間隔(1〜2M)を確保

▪︎声出し応援エリア設置の場合は収容定員の50%以内

 

Jリーグは声出し応援エリア設置後、運営検証してから希望する全てのクラブに導入するとしています。

プロレスに置いても検証は必要でしょう。

検証するなら会場は後楽園ホールになることが予想できます。

 

例えば、後楽園ホールなら北側の左右のエリアを、声出し応援エリアに設置するのが分かりやすい配置でしょう。

もしくは東西エリアの後方席、または南側の真ん中通路から後ろの席を声出しエリアにすることも考えられます。

 

ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを絶賛開催中の新日本プロレスですが、G1クライマックス開催前に「NEW JAPAN ROAD」シリーズが開催されます。

どんな内容のシリーズになるか分かりませんが、後楽園ホール大会が5大会(2連戦と3連戦)組まれているのは見逃せません。

コロナ禍の状況でタイトルマッチなど行われない後楽園ホール大会は、まだ収容数は半分にも満たないのが現状です。

声出し応援エリア設置の条件に「収容定員の50%」という条件があるなら、検証するのにベストなタイミングなのではないでしょうか

 

新日本の人気シリーズであるG1が始まれば、声出し応援エリア設置の検証を行うのは難しいでしょう。

「NEW JAPAN ROAD」を逃せば、声出し応援エリア設置は早くても8月半ば以降になります。

今後、感染者数と国の対策がどうなるか分かりませんが、来年1月の東京ドーム大会では声出し応援が可能になることを切に願うばかりです。

6月の後楽園ホール大会で、声出し応援エリアが設置されるかどうか。

ファンの歓声と応援が闘う選手達に勇気と力を与えることは間違いありません。

『遂に後楽園ホールで声出し応援可能』の吉報を待ちたいと思います。

 

【追記】

親会社であるブシロードの木谷会長が、6・3日本武道館大会での応援解禁の可能性を示唆しました。

『スポーツもそうだし、ライブで歓声はつきもの。観客と一体になってつくり上げて楽しむものですから、絶対に必要ですよ。声出しはやるべきだと思いますよ。海外がやってるんですから。マスクしてたら声出してもいいんじゃないですかね?』

『会場全体をちょっと空けていくのか、エリアを空けていくのかは分からないけど、もし間に合うのであれば新日本は今度の日本武道館(6月3日)でやってもいいんじゃないかと思いますね。可能だったらですけど』

引用:東スポWEB

 

既に日本武道館大会のチケットは販売されているのでどうなるか分かりませんが、声出し応援が再開する日は、そう遠くない未来になりそうです。