ALL TOGETHER AGAIN 開催へ向け棚橋弘至が語った清宮海斗への助言

清宮海斗、棚橋弘至【撮影:koba】
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のメジャー団体と言われる新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア(以下NOAH)の3団体が合同で行う興行「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」。

今回で3回目となる「ALL TOGETHER」ですが、大会前日である本日、3団体合同のサイン会と前日記者会見が行われます。

どちらも無料で参加できるので、都合の良い方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

豪華な対戦カードが目白押しの本大会は、魅力的な越境タッグも生まれています。

特に団体の顔である棚橋弘至、宮原健斗、清宮海斗のタッグは魅力的です。

40代、30代、20代と世代が違う3人。

山あり谷ありのレスラー人生において、今回の興行は分岐点になることでしょう。

それぞれ大会に向けた想いも違うと思いますが、「ALL TOGETHER」に向け今の心境を答えました。

 

11年振りの開催となる「ALL TOGETHER」に団体の顔として出場することに対して、『特には意識してない』と語った棚橋弘至。

「ALL TOGETHER」にかける想いが誰よりも強い棚橋は、タッグを組む清宮と宮原にエールを送りました。

棚橋『何のためにやるかという方が重きを置いてるというか。誰かのために何かをするというところが、僕のプロレス観に近いというか。自分のために頑張るよりも、ファンのため、応援してくれる人のために頑張る方が力が出るという部分が、「ALL TOGETHER」のコンセプトに近いというかね』

ーータッグを組む清宮海斗について

棚橋『ホントにベーシックなスタイル、カッコいいし、体もいいし、エースの条件を揃えているなと。まあ、そのエースという概念は僕が持ち込んだので、そこに幾つかの条件があるとしたら、その条件を全てクリアしていると。宮原くんも然りと』

ーー対戦相手とのオカダカズチカとの因縁も注目されるが

棚橋『とことんやった方がいいですよ。オカダとやって得るものは多いと思うので、とことんやった方がいいです。こういうのは言わなくなったら負けなんで。僕が清宮選手の立場だったら、勝つまでやりますよ

ーータッグを組む宮原健斗は全てにおいて(棚橋弘至より)勝っていると言っていたが

棚橋『試合の充実度がレスラーの充実度に繋がってくるので、まあ本心だと思いますね。僕もV11とかやってるときだったら、言ってただろうしね

引用:NJPW WORLD NOW!

 

対戦相手にも言及した棚橋は、最も意識する相手にNOAHの拳王の名を上げました。

ーー対戦相手の拳王について

棚橋『蹴りが凄く鋭い、重いっていう印象ですかね。あとは時代の変化に上手く適応したというか、言葉でプロレスができる選手だなという印象ですね。今回、一番化学反応が楽しみなのは「棚橋・拳王」ですかね

ーー対戦相手の青柳優馬について

棚橋『これからの全日本プロレスのフューチャーというか。まあキャリアからいって僕は待てるので、向こうの出方が見れるので後の先を取ろうかなと』

引用:NJPW WORLD NOW!

 

元々は震災の復興のために行われた「ALL TOGETHER」。

棚橋は過去2大会出場しているだけに、明確なテーマを持って今興行に挑むことでしょう。

コロナによって被害を受けたのは、ファンだけではなくプロレス団体や選手も同じ。

ファンやプロレスを知らない世間に対し、プロレスの魅力を伝え再び会場に熱気を取り戻すため、「ALL TOGETHER」にかける想いも人一倍あります。

棚橋『プロレスを見ているとき、時間というのは、いろんなストレスのこと考えずに純粋に心から楽しめる時間なので。なのでもう一回、コロナも気にせず、心からプロレスを楽しむ、ワクワクする感情をね、気持ちを取り戻す大会になればいいんじゃないかと思います

これは団体と団体の対抗戦も含まれてますけど、“プロレスというジャンル” 対 “世間” の闘いだと思いますので。闘いというか、俺たちはここにいるよっていうことをアピールする大会だと思うので、「プロレスはここにありますよ。まだまだ元気ですよ」っていうね

引用:NJPW WORLD NOW!

 

今大会の副題である『元気があれば何でもできる』は、もう一度元気を取り戻したいというメッセージが込められていると思います。

コロナ禍は終息目前でありますが、完全にコロナ前と同じ環境には戻らないでしょう。

それでも変わらないプロレスの魅力を伝えるため、「ALL TOGETHER AGAIN」でそれぞれのレスラーの想いを感じ、11年振りのビックイベントを楽しみたいと思います。