AEWxNJPW合同興行にスターダムの選手が参戦できなかった理由

スターダム後楽園ホール大会【撮影:koba】
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AEWxNJPW合同興行「Forbidden Door」で唯一組まれた女子レスラーの試合“AEW女子世界王座戦”。

今興行のどこかで、サプライズでスターダムの試合が組まれるかもしれないと期待していたファンもいたことでしょう。

結果、スターダムの試合もスターダムのレスラーも現れませんでした。

 

スターダムのサプライズを期待していた日本のファン、海外ファンは落胆していたかもしれませんが、この件に関しAEW社長のトニー・カーンが本当は「Forbidden Door」に起用したかったと語りました。

『スターダムのレスラーを起用することに興味がありました。明らかに新日本と密接な関係にありますから。しかしスターダムのレスラーは皆かなりブッキングされていて、ビザも持っていませんでした。大きな障害があったんだ。でも、そこには間違いなく可能性がある

確かに、トニー・ストームはAEWに来てから最もホットで新進気鋭のスターの一人です。彼女は日本でチャンピオンになり、スターダムで素晴らしい経験をしていて、僕たちのテレビにも出ている人だから、とても理にかなっていると思ったんだ。

この試合は、僕たちが作り上げることのできる素晴らしい試合でした。血を流すようなライバル関係ではなく、相互の尊敬の中で鍛えられ、名誉ある戦いをしたのです。素晴らしい試合だったし、カッコ良かった。

スターダムの選手をテレビに出して成功させることは、他の多くのチャレンジに加えて別のチャレンジでもありましたが、それは絶対に可能でした。しかし、このビジネス、そしてほとんどのビジネスにおいて、アベイラビリティ(可用性)は最大の能力です。このケースでは、アベイラビリティ(可用性)がありませんでした。トニーは、いろいろな意味で大正解で、二人の相性は抜群でした』

引用:Fightful Wrestling

 

AEWxNJPW合同興行は日本時間の27日早朝に行われましたが、スターダムは25日に京都大会、26日に名古屋でビッグマッチ、28日に後楽園ホールで大会が組まれていました。

この時点で渡米するには国内の大会を欠場するしかありません。

もしかしてら、グランドスラムを達成した岩谷麻優だけでもサプライズの可能性があるかと思いましたが、実現しませんでした。

 

逆に言えばブッキングが可能であれば、今後スターダムの選手がAEWに登場する可能性もあるでしょう。

その逆も然り。

合同興行で唯一行われたAEW女子世界王座戦でチャンピオンとして激闘を繰り広げたサンダー・ロサは、7月に行われる東京女子プロレスのビッグマッチに参加するため来日します。

もしかしたら東京女子プロレスに参戦した後、同日夕方に行われるスターダムのビッグマッチに姿を表す可能性もゼロではないでしょう。

 

AEWとスターダムの禁断の扉はいつ開くのか。

スターダムは若手主体の大会「NEW BLOOD」に続き、新ブランド「STARDOM in SHOWCASE」を立ち上げました。

どういうブランドかは詳細は明かされておらず、期待値ばかりが増しています。

海外の団体のトップレスラーが登場するSHOWCASEとなる可能性もあるでしょう。

何が行われるか分かりませんが、何かを起こそうとしていることは確かです。

スターダムとAEWの夢の共演を楽しみに待ちたいと思います。