“後輩”棚橋弘至が“先輩”真壁刀義から贈られた深いメッセージ

棚橋弘至、真壁刀義【撮影:koba】
雑感




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日本プロレスのエースこと棚橋弘至が、11月13日に誕生日を迎えました。

「100年に一人の逸材」にちなんで、棚橋の誕生日を00年に人のイツ()ザイ()と覚えるのはどうですかと提案したのは大張社長です。

確かに覚えやすいし、一度書いたら忘れないかもしれません。

 

リングの上以外にも多方面で活躍する逸材ですが、気付けばもう46歳。

40代後半に突入し日々、コンディション作りに奮闘しています。

今年は久しぶりに新日本のコンクルソ(ボディビル大会)が行われるため、例年以上に気合が入っていることでしょう。

コンクルソが行われるその日まで、仕上がるか、仕上げきれないか注目です。

 

“先輩”真壁刀義が“後輩”棚橋弘至に贈った深いメッセージ

 

11月13日に誕生日を迎えた棚橋弘至ですが、先輩である真壁刀義に祝いの一言をお願いしました。

真壁は下の名前(本名に限る)をメッセージに入れタグ付けしてツイートすれば、ファンに対しても返信してくれるのは有名な話です。

 

この後輩のお願いに対し、先輩真壁から深いメッセージが贈られました。

“一年はアっという間。自分が獲たと思うなら、他の若ぇ連中は倍のスピードでソレを獲る。

開拓した者の誇りとジェラシー。

ならば更に上に参ろう!!”

 

ゲスト解説でも深いコメントを残す真壁が、新日本のエースであり後輩に贈ったメッセージ。

ベテランと言われる年齢に差し掛かり、例え満足する結果を得たとしても、若いレスラーもそれ以上のスピードで成長しているということを言わんとしているのでしょう。

過去の栄光はあっても、ジェラシーを感じるなら、さらに上を目指して欲しいという想いを伝えたかったのかもしれません。

 

“老う”自分を考えるということ

 

少し話しがそれるかもしれませんが、最近【老い】について非常に考える出来事がありました。

誰しもに訪れる【老い】は、肉体的だけではなく思考的な部分もあります。

気づく【老い】もあれば、気づかない【老い】もありますが、身近なものなのに自分の将来の【老い】を想像できない人が多いのではないでしょうか。

高齢と言われる年齢の方は自分の【老い】に気づかない方も多く、また思考が【老い】てしまってはたとえ気づいていても諦めてしまっている部分もあると思います。

【老い】と同時に失ってしまう生きる執念。

【老い】に抗いながら生きるためには、「生きがい」「癒し」「守るもの」などが必要なのでしょう。

どれか一つでもあれば【老い】に抵抗する力になるというのが一つの結論です。

 

日本人の平均寿命を考えれば、46という年齢は人生の折り返し地点とも言えます。

同じモノを追い続けるには気持ちが追いつかないかもしれません。

一方で好きであればいつまでも追い続けられるものであり、他人の意見に左右されず我が道を行くことも大切です。

未来へ続く「道」は、自分で歩かない限りかっ道」にはなりません。

 

話しは脱線してしまいましたが、年齢を意識した新たな目標も必要かもしれません。

これは諦めるのではなくゴールへ辿り着くための手段を変えるということ。

新日本のエースと呼ばれる男が再び山脈の頂上を狙うためには、急勾配な坂を狙っても無理が生じるでしょう。

逸材だから可能な険しい山の登り方があるはずです。

46歳という年齢から再びテッペンを目指すには、どんな道を歩くべきなのか。

“先輩”真壁の言葉が深く心に刺さります。

『自分が獲たと思うなら、他の若ぇ連中は倍のスピードでソレを獲る』