新日本のタイトル一覧ページのKOPWの隣にIWGP女子王座が並ぶ

KAIRI、鷹木信悟【撮影:koba】
スターダム




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明アリーナで行われた新日本プロレスとスターダムの初の合同興行「Historic X-over」(ヒストリック・クロスオーバー)で、初代IWGP女子王者に輝いたKAIRI。

初防衛戦の相手にはコズミック・エンジェルズの中野たむが現れ挑戦表明。

来年の1・4東京ドーム大会で初防衛戦が決まりました。

 

新日本プロレスの東京ドーム大会で、スターダムの選手がタイトルマッチを行うという新たな挑戦ではありますが、設立当初から賛否の“否”の意見が多く見受けられました。

7月29日のスターダムの戦略発表会で明らかになったIWGP女子王座の設立。

当然、新日本プロレスには女子レスラーは存在しなく、グループ会社であるスターダムの選手によって争われるために設立されたベルトです。

 

批判の理由はいろいろあるでしょう。

▪︎スターダムの選手によって争われるベルトにIWGPの名を付けて良いものか

▪︎会見の場に新日本プロレスの関係者が不在

▪︎他のベルトとの棲み分けが分からない

▪︎赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム)と白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)があるのに必要ない

 

これに対し後日木谷オーナーも謝罪し、IWGP女子王座の防衛戦がどのように行われるか説明しました。

スターダムの大会では、年に1回の大ビッグマッチくらいじゃないですか。あとは新日本との合同興行ですが、これも今度やってみないと今後はまだ分からない。あと新日の1・4とか(毎年6月の)大阪DOMINIONがそのタイトルマッチ開催の候補となりますね。そして米国大会とか英国大会とか。年に多くて7~8回、少なければ4回くらいの防衛戦のタイトルじゃないですかね

引用:東スポWEB

 

有明アリーナで初代王座決定戦が行われたものの、SNSの反応を見る限り未だに批判の声はあります。

初めて明かされた戦略発表会の印象が強く、ベルト設立の意義がファンまで届いていないのかもしれません。

 

IWGP女子王座とスターダムの他のベルトとの根本的な違い

 

スターダムには赤いベルトと白いベルトという絶対的なベルトが存在します。

その両ベルトと戦略が違うベルトといえど、抵抗はあるのでしょう。

新日本プロレスでもIWGPヘビー、IWGPコンチネンタル、IWGP USヘビーが混在した時は困惑したファンが多かったと記憶しています。

 

実はIWGP女子王座とスターダムの他のベルトと根本的な違いを発見しました

ブジロード傘下の両団体が世界市場に打って出るタイトルとして創設されたベルトですが、どうやらこのベルトは新日本プロレスが保持するベルトのようです。

新日本プロレス公式ホームページのチャンピオン一覧には、KOPW保持者である鷹木信悟の横にIWGP女子王者のKAIRIの写真が配置されました

逆にスターダム公式サイトの『タイトルの歴史』ページには、IWGP女子王座の写真はありません。(11月25日現在)

 

つまり、スターダムにIWGPの名が付くベルトが増えたわけではなく、新日本に女子王座ができたということでしょう

イメージ的にはスターダムの選手が他団体のベルトを巻いているのと近い感覚があるのではないでしょうか。

IWGP女子王座が新日本のベルトなら、スターダムよ赤いベルトと白いベルトとの序列は存在しないことにもなります。

 

新日本プロレスの公式サイトにIWGP女子王座とKAIRIの写真が載るとは思っていなかったので、正直驚いてしまいました。

木谷オーナーの構想通り、スターダムでIWGP女子王座のタイトルマッチが行われるのは年1回程度なら、やはり新日本で設立された女子のベルトなんだと思います。

新日本の国内興行でも年2回程度と書かれているので、海外でのタイトルマッチがメインで組まれることでしょう。

スターダムの力を借り新日本の海外興行が次のステージに進むことになりそうです。