次のG1公式戦の広島大会は7月24日の水曜日。
Bブロックの全5試合が行われますが、私が最も注目している試合は…
後藤洋央紀 vs タイチ
【7.20後楽園大会・第2試合】
『G1 CLIMAX 29』公式戦・前哨戦!!試合後、タイチがGTRのポーズで後藤を挑発……!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 20, 2019
昨年、NEVERのベルトを懸けて争い2度タイトルマッチを行った2人。
育った環境が違う同じ歳の2人が、再びG1のリングで向かい合います。
昨年のタイトルマッチ時は、SNSのやり取りが話題になったタイチと後藤。
今回もタイチから辛辣な言葉を投げかけました。
あまり人の試合は観ないけど
どれだけ変わったのか観たかったから
ラ・ドホvsナイトー
観させてもらったよラ・ドホ
アレで変わったらしいよ先場所休場して
言わばカド番で迎えた今場所負け越したら
ヤングライオン降格でいいんだよ?そういうとこだぞ
ラ・ドホ!— タイチ (@taichi0319) July 21, 2019
このタイチの言葉が本当ならば、珍しく後藤と内藤哲也の公式戦は見たということになります。
つまり、ジェイ・ホワイト戦の1勝しか上げていない後藤がそれ以外の試合でどんな風に闘っていたかチェックしたということでしょう。
今までの後藤と何も変わっていないというのが、タイチが出した結論です。
LA道場に籠り体を絞り俊敏性が増した様に感じる後藤。
ジェイ戦で牛殺し式GTRを披露しましたが、確かに内藤戦はあっさり負けてしまった印象を持ちました。
今年ここまでの後藤のG1の成績は1勝2敗。
不甲斐ない試合内容に、タイチの呟いたツイートは叱咤激励だったのか?
恐らく、答えはNOでしょう。
昨年のG1での最低成績は勝ち点6。
A、Bブロック合わせて9人いました。
真壁刀義
マイケル・エルガン
YOSHI-HASHI
バッドラック・ファレ
ハングマン・ペイジ
ジュース・ロビンソン
後藤洋央紀
矢野通
タマ・トンガ
この内、今年もG1にエントリーしている選手は、たった4人。
実に半数以上がエントリーから漏れました。
実力主義と鮮度を重要視している今夏のG1において、成績と内容が伴わなけれ来年選出される保証はありません。
ちなみに昨年のG1のキャッチフレーズは『BE A SURVIVOR!』。
本当の意味でのサバイバルレースでした。
恐らく来年のG1も、結果を残した選手しか選ばれないのでしょう。
今年のキャッチフレーズは『真夏のライオンキングダム』。
G1という“キングダム”を闘えるのは、百獣の王と呼ばれる“ライオン”の様な強さを持つ選手だけなのかもしれません。
では、なぜタイチは後藤にあのようなツイートをしたのか?
恐らく、進化した後藤を引き出し、その上で圧倒し勝ちたいからではないでしょうか。
タイチのここまでの成績も1勝2敗。
開幕前のインタビューではどちらかというと休みたかったと話したタイチですが、本音ではないと思っています。
『G1』目前!タイチ選手に直撃インタビュー!
「俺からすれば後藤との対戦が決まった時点で勝ち点2みたいな感じだよ(ニヤリ)。」
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⇒https://t.co/gCTDceXKLP
#njpw #g129 pic.twitter.com/ePlb8NtYt1— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 3, 2019
G1前に行われたNEVER無差別級の防衛戦でも、確実に勝てる相手ではなくNEW JAPAN CUPで負けた石井智宏を指名しました。
結果は惜しくも防衛失敗。
しかし、G1出場に相応しい熱戦を繰り広げたのではないでしょうか。
タイチが現時点で来年を見据えているかどうか分かりませんが、G1以降も存在価値を示すため闘っていることでしょう。
いつ新しいレスラーが参戦するか分からない新日本において、既存選手の存在感はアピールが無い限り希薄になってしまいます。
新日本で生き抜く為には、結果・内容・インパクトが必要なのでしょう。
やはり、G1公式戦の最終戦の相手である石井戦を楽しみにしているのは、そういう理由なのかもしれません。
タイチのツイートは、『お前とは心中するつもりはない』という後藤へのメッセージにも聞こえます。
このメッセージが後藤の心に響いていない事はないでしょう。
生まれ変わった後藤を見れるのはこれからです。