1回戦が全て終わり昨日から2回戦に突入した新日本プロレスの「NJPWWORLD Special NEW JAPANCUP 2020」(以下NJC)。
バラエティに富んだ試合内容でしたが、準々決勝に駒を進めたのはこの4人です。
▪︎石森太二(次の対戦相手はオカダ)
▪︎オカダ・カズチカ(次の対戦相手は石森)
▪︎石井智宏(次の対戦相手はヒロム)
▪︎高橋ヒロム(次の対戦相手は石井)
8度目のシングルで金丸義信から初勝利を掴んだ石森は、今大会初となるヘビー級の選手との一戦を控えます。
元IWGPのベルト保持者同士の闘いは、間違いなくハイレベルな試合になるでしょう。
その石森と闘うオカダは、最も勢いを持って2回戦に上がって来た永田裕志相手に、変型のコブラクラッチで勝利しました。
全てを受け切った上でさらにレインメーカーを温存して勝ったオカダに、今回は完敗を認めた永田だったのでしょう。
その悔しさの中に潔さを感じました。
今宵NJC2回戦は………………………………やられたベイビー‼️ pic.twitter.com/4DEwHKJO1n
— 永田裕志 (@nagata769) June 24, 2020
過去のトラウマを払拭した高橋ヒロムは、1回戦でエル・デスペラードを倒した石井智宏と闘います。
決して敵討ちとは思わないでしょうが、ジュニアの顔である2人が連続でヘビー級の選手相手に負ける訳にはいかないでしょう。
大会前に対ヘビー級の新技を用意していると語ったヒロムが、どのタイミングで繰り出すのかも注目の一戦になりそうです。
トーナメントの準々決勝の対戦カードが決まりましたが、見て分かる通り2試合ともヘビー級対ジュニアヘビー級の試合になりました。
残りの2回戦は7月1日に行われますが、SHOとBUSHIが勝ち上がれば準々決勝は全てヘビー対ジュニアの構図になります。
初めから無差別級を謳ったトーナメントでしたが、本当にそうなる可能性が出てくるとは思いもしませんでした。
勿論、まだどうなるか分かりませんがジュニア勢がまだまだ残っているのも事実です。
仮に準々決勝にジュニアの選手が4人上がったとしても、ヘビーの選手に圧倒される試合にはならないでしょう。
体重の差が一概に試合に影響を与えてはいません。
このままジュニア勢の快進撃が続けば、“ある可能性”が予想できます。
それは…
ヘビーとジュニア混合のG1クライマックス開催
昨年、G1クライマックスに初出場したウィル・オスプレイと鷹木信悟はジュニアのカテゴリーとして出場しました。
結果的に2人ともヘビーに転向していますが、今年はNJCのように無差別級のリーグ戦なる可能性もあるのかと思います。
その要因の一つに外国人レスラー(または海外在住)の入国制限です。
外国人の入国制限措置の緩和についてですが、第1弾として6月下旬からベトナムとの間で往来を再開させるようです。
アメリカからの入国制限暖和は8月くらいとも言われています。
入国制限の暖和は新型コロナウイルスの感染状況次第に依存するので、全く予想できません。
仮に日本へ入国できたとしても、例年日本中で開催されるG1クライマックスにおいて、それぞれの地域や施設から許可が下りない可能性もあるでしょう。
海外から来日した選手がいることで、ウイルス感染のリスクを危惧するファンもいると思います。
もしかしたら、今年はNJC出場メンバーをベースに、G1クライマックスが開催される可能性もあるのでしょう。
もし本当にNJCに参戦予定だった選手達がG1にも出場できないとなれば、選手もファンもガッカリするかもしれません。
しかし、NJCの活躍するジュニア勢の勢いがあれば、決してレベルが下がる大会になることはないんだと思います。
昨日から2回戦に進んだNJCですが、まだまだ1回戦の激闘の余韻に浸っています。
最高のコンディションで参戦した選手達の闘いは、思い入れの深い試合ばかりでした。
あなたの心に残った試合を是非投票してください。