石井智宏が言う“面白くなってきた”の本当の意味

NEW JAPAN CUP



2019年は数々のベストバウトを繰り広げてきたケニー・オメガが離脱し、同時に多くの外国人選手がAEW(オールエリートレスリング)に移籍しました。

その分新しい選手の加入はあるでしょうが、既存の選手にとってはチャンスでしかありません。

 

NEW JAPAN CUP(以下NJC)が始まる前に行われたアンケートで、優勝予想トップ5に選ばれた選手はこちらです。

 

1. オカダカズチカ

2. 内藤哲也

3. 飯伏幸太

4. SANADA

5. 棚橋弘至

 

未だIWGPヘビーのベルトを戴冠していない飯伏とSANADAには、多くのファンが期待していることでしょう。

飯伏は内藤を、SANADAは後藤を1回戦で下し、主力選手が抜けたピンチをチャンスに変えようとしています。

 

しかし、昨日のNJC岡山大会のメインイベントを見て、改めて新日本の選手層の厚さを実感しました。

石井智宏とタイチも間違いなくチャンスを掴もうとしていると

 

今まであまり闘うことのなかった石井とタイチが、数回の前哨戦と昨日の公式戦で2人だけのストーリーを作りました。

 

石井の挑発に反則攻撃を予告したタイチ。

いつも通りの試合になると思っていました。

 

試合終盤、マイクスタンドを持ったタイチに、石井が予想もしない行動にでます。

 

反則攻撃をしようとするタイチに、『来いよぉ!』と言って仁王立ち

 

これを見た観客は石井の漢らしさに惚れ、それを見てマイクスタンドを捨てたタイチに多くの賛辞を贈りました。

間違いなく今年のベストバウトの1つであり、かつて『終わりの始まりか?』と思ったファンも手のひらを返したのではないでしょうか。

※ハロルドの部屋参照

 

昨年G1初出場を逃し『世紀の大誤算』と罵倒したタイチ。

今年2月、冬の札幌で行われた内藤哲也とのタイトルマッチでは、賛否両論の試合展開でファンの評価も真っ二つに割れました。

しかし、NJCで石井との激闘を披露できたタイチは、『世紀の大逆転』を果たしたと言えるのではないでしょうか。

元々、期待値の高いタイチの活躍に、ますます目が離せません。

 

圧巻の試合を制した石井智宏は、バックステージで次戦に向けこう呟きました。

『次はYOSHI-HASHIだな。面白くなってきた』

引用:新日本プロレス

 

3回戦の相手は、同門のCHAOS対決。

しかし、“面白くなってきた”とはYOSHI-HASHIとの対戦を意味した言葉ではないでしょう。

あの二言の間には隠れた行間があり、今後の展開を楽しんでいます。

 

『次はYOSHI-HASHIだな。

(その次はオカダか?オスプレイか?)

面白くなってきた』

 

石井がYOSHI-HASHIに勝利すると仮定して、もしオスプレイが勝ち上がればシングル初対決となります。

オカダが勝ち上がれば恐らく2016年のG1以来となるシングルマッチとなるでしょう。

今のCHAOSメンバーで、唯一オカダカズチカを倒したことがあるのは石井だけではないでしょうか。

※本隊時代、後藤はオカダに勝利しています

 

3年前にオカダに勝利した時は、別に感情は何もないと語った石井。

『本来ならば、大きいんだけど、これはリーグ戦なんだよ、あくまでも。

あくまでもリーグ戦の中の1勝だ。

だから俺は自分のため、勝つために、望みを残すためにあいつを潰したんだ』

引用:新日本プロレス

 

仮にオスプレイ が勝ち上がってもオカダが勝ち上がっても、立場は同じトーナメントの一戦。

負けたら終わり、勝てば先に進めるということ。

 

“面白くなってきた”

 

これからのCHAOS対決に、石井はどんな感情を剥き出しにするのか…

NJCを楽しむ石井の試合に、期待しかありません。