NEW JAPAN CUP(以下NJC)の京都・福知山大会が終わり、ベスト16が出揃いました。
優勝候補のオカダカズチカや内藤哲也は敗れてしまいましたが、二回戦を闘うメンバーの豪華さに新日本プロレスの選手層の厚さを感じるばかりです。
【3・11愛媛大会】 EVIL vs ジェフ・コブ グレート・オーカーン vs 矢野通 【3・13愛知大会】 後藤洋央紀 vs 鷹木信悟 鈴木みのる vs KENTA 【3・14兵庫大会】 ウィル・オスプレイ vs ザック・セイバーJr. 永田裕志 vs SANADA 【3・15後楽園ホール大会】 デビッド・フィンレー vs YOSHI-HASHI ジェイ・ホワイト vs 棚橋弘至 |
2回戦に同門対決無し
NJC出場選手が半分になった訳ですが、各ユニットのトーナメント生存割合はご覧のようになりました。
本隊 3人(7人脱落)
CHAOS 3人(2人脱落)
ロスインゴ 2人(1人脱落)
鈴木軍 2人(1人脱落)
バレットクラブ 3人(3人脱落)
ユナイテッド・エンパイア 3人(脱落者無)
現段階では各ユニットの生き残りメンバーに差は殆どなく、二冠戦のカードで同門対決は1試合もありません。
どのカードも注目すべき対戦が揃いましたが、中でも個人気に気になるカードが3試合あります。
後藤洋央紀 vs 鷹木信悟
直近では鷹木に2連敗中の後藤ですが、NJCで言えば様々な記録保持者でもあります。
3回の最多優勝、2回の連続優勝、3回の最多準優勝、6回の最多決勝戦進出と春にめっぽう強いのが後藤洋央紀という漢です。
しかし、鷹木もファンの優勝予想アンケートで断トツ1位のオカダカズチカを破って二回戦に進出しました。
どちらが勝つか全く予想できませんが、名勝負が生まれることは間違いないでしょう。
鷹木「試合には勝ったが、今日は完全に、後藤に押し切られたな。それにしても! 何だあれ? 牛殺しか……効くな、あの技。いい技だな、後藤。いい技持ってんな。牛殺しか……。(※牛殺しの仕草をしながら)担いで、こうか……。面白い技だな」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 10, 2021
鈴木みのる vs KENTA
新日本プロレスで初のシングル対決となる両者ですが、2005年にプロレスリング・ノアで一度だけ対戦経験があります。
この時KENTAは鈴木みのるに裸絞めで絞め落とされ、レフリーストップで敗北となりました。
あれから約15年が経ち、リングも立場も変わった2人が再び対戦することは非常に興味深い事実です。
絶対負けられない両者ですが、あと数日後には勝者も敗者が生まれます。
試合後、勝者が敗者にどんな言葉をかけるのかも注目です。
ジェイ・ホワイト vs 棚橋弘至
NEW YEAR DASH以降、消息を断ち新日本プロレスのプロフィール欄から一度名前まで消えたジェイ・ホワイト。
今年最も注目を集めたレスラーと言っても過言ではないでしょう。
二冠統一が決定しIWGP世界ヘビー級王座創設が発表された直後、再びIWGPヘビーとインターコンチネンタルの歴史を復活させると発言しました。
これが本心かどうか分かりませんが、他のレスラーが誰一人として口にしていないことを言ったことは事実です。
ジェイ「会社はチャンピオンのリクエストであるベルトの統一を承諾したわけだが、俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの“分裂”を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる!」
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一方、棚橋もシングル王者として唯一NJCに参加しているレスラーです。
チャンピオンとして誰が相手だろうと絶対負けられません。
ましてや「旗揚げ記念日」大会で初代世界ヘビー級王者となった飯伏幸太に『棚橋さん、やりましょう』と名指しで指名を受けました。
棚橋の気持ちとしては、何がなんでも優勝して新設されたベルトに挑戦するしかないでしょう。
ベスト16の一戦でも最も重要な試合となりそうです。
これからさらに盛り上がるだろうNJC。
トーナメント表は試合直後更新しているので、進捗を確認したい方はこちらをクリックしてください。