国内興行とアメリカ興行の同時進行で始まった新シリーズ。
今年も海外戦略の基盤を作るため、アメリカ巡業は積極的に行うことでしょう。
多くの日本人選手が参加しているアメリカ大会ですが、目玉の1人である飯伏幸太はインフルエンザウイルス感染のため敢え無く参戦を断念しました。
【お詫びとお知らせ】
飯伏幸太選手がインフルエンザA型のためアメリカ大会を欠場。
対戦カードが一部変更へ https://t.co/E8KvBPJOO8#njpw #njnbgusa pic.twitter.com/smp66ZqUog— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 23, 2020
5大会あったアメリカ興行は飯伏の対戦カードが全て変更になり、会場で楽しみにしていた現地ファンも残念がっていたことでしょう。
少しでも早い回復を祈っていましたが、昨日飯伏本人のツイートで発症したのはインフルエンザだけではないことが伝えられました。
おはようございます。アメリカ大会に行けず楽しみにしてくれていた現地のファンもごめんなさい。
インフルエンザとマロリーワイス症候群併発と言う地獄でした。まだあまり動けないけどこれから少しでも良くなるように完治させます。人生で初めて幻覚を見ました。それは唯一得たことだったかな。 pic.twitter.com/loiCf1twKe
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) January 26, 2020
インフルエンザと併発したというマロリー・ワイス症候群。
一体どんな病気なのか?
『マロリー・ワイス症候群は、食道と胃の境目の部分(噴門部)が傷つき、粘膜が縦に裂けて出血してしまう状態。嘔吐(おうと)による腹圧上昇から強い圧力がかかってしまうために起こる出血だ。嘔吐を繰り返すことで腹圧が上がり、食道下部から胃の入り口付近にかけての粘膜に強い圧力がかかることが原因とされる』
引用:スポーツ報知
症状として嘔吐後に吐血が見られることから判明することが多く、聞き慣れない症状から病院で診察を受け判明したものと思われます。
主に30代〜50代になりやすい病気で、多くはアルコールの大量摂取が原因の要因に挙げられますが、東京ドーム大会2連戦のプレッシャーや疲労もあっての発症かもしれません。
実は、1月22日に永田祐志のTwitterで海野レフリーらと会食する写真がアップされていました。
インフルエンザ発症でアメリカ大会欠場がアナウンスされたのが翌23日。
マロリー・ワイス症候群併発をツイートで伝えたのが27日。
本来なら5日間で治るインフルエンザですが、まだまだ安静にする必要があるということでしょう。
心配なのはマロリー・ワイス症候群の症状として、食道と胃の境目が裂傷し食べ物が満足に食べられないということ。
未だに40度も高温が続き食べ物も満足に食べられない状態となれば、しばらく練習ができるようになるとは思えません。
吐血が多くない限り経過観察しか手立てがないとうこの病気ですが、いくら調べても何日程度で治る病気か分かりませんでした。
程度によっては流動食すら食べれない病気であることから、筋力と共に体力の低下が心配です。
病気が完治してからのトレーニング再開になると思われますが、気になるのはいつぐらいに復帰できるかということ。
無理をして欲しくはありませんが、ベルト戦線から遠ざかってしまうのも心配です。
2・9大阪城ホール大会の出場選手に名を連ねていますが、普通に考えればあと10日ちょっとで試合に復帰できるコンディションが作れるとは思いません。
現在の体調を考えると、欠場の可能性もあるでしょう。
そして最も気になるのが…
「NEW JAPAN CUP」に間に合うかということ
昨年は1回戦で“宿敵”内藤哲也を倒すなど、今年もその活躍が期待されます。
飯伏が出るのと出れないのではNJCの盛り上がりにも影響がでるかもしれません。
では、いつNJC出場メンバーが発表になるのか?
昨年ベースで考えれば、旗揚げ記念日大会の前日、そしてNJC開幕直前の3月5日に出場選手とトーナメントの組み合わせが発表になっています。
今年も同じタイミングだと仮定するならば、3月3日の旗揚げ記念日前日となる3月2日の月曜日。
残り35日。(2020年1月28日現在)
まだ1ヶ月あるとも言えますし、もう1ヶ月しかないとも言えるでしょう。
果たしてNEW JAPAN CUPに間に合うかどうか…
今は無理せず焦らず、安静に身体を休めていて欲しいと願っています。