ノアの丸藤がプロレスを揶揄した芸人と対決へ

丸藤正道【撮影:koba】
プロレスリング・ノア




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7日正午過ぎ、不思議なツイートを見かけました。

「会長。亀田興毅~ボクシング3150計画~Vol.1」の記者会見にプロレスリング・ノア(以下NOAH)の丸藤正道が登場するというツイートです。

 

ボクシング3150(サイコー)計画とは、ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が会長を務める団体で、今回は第1回目の興行の対戦カード発表記者会見でした。

会見の模様はABEMAで配信され、NOAHの丸藤が登場。

エキシビションマッチとしてボクシングルールで丸藤が対戦する相手は、格闘技は素人である芸人のTKO木下隆行さんでした。

 

TKOの木下さんと言えば後輩にペットボトルを投げつけたことが明るみになり、昨年所属事務所「松竹芸能」を退所された芸人さん。

さらにこの時「プロレス」を揶揄した表現で“言い訳”として使ったことで、プロレスファンの反感を買ったことは覚えています。

会見ではこの時の騒動を亀田氏が説明してくれました。

『木下さんとは昔から親しくさせてもらっている。当時、木下さんがペットボトルの件でちょっと叩かれて…(笑い)。その時にプロレス業界やファンから批判を浴びることがあった。ペットボトルを投げたのは〝プロレスみたいなもの〟ってニュアンスがあって、丸藤さんがSNSで絡んで』

引用:ヤフーニュース

 

当時、木下さんの発言を真っ先に反応し反論した丸藤のツイートはこちらです。

 

時折、著名人が何かの説明をする時に、プロレスを例えに使って揶揄しますが、こういう発言がなくなるよう、私もブログという形でプロレスの魅力を発信していますが、このツイートに救われたことを覚えています。

普段テレビを全くと言っていいほど見ないので、あの騒動後TKO木下さんが芸能界でどんな状況になっているのか知りませんし興味もありませんが、今回のエキシビションマッチは興味深いカードになったと思っています。

 

一方で、プロレスファン、特にNOAHファンにとっては受け入れたくないエキシビションマッチだったのでしょう。

賛否の否がかなりあったことを、丸藤がSNSで呟きました。

 

格闘素人と言える芸人とプロレスラーがボクシングで対決することに、メリットが見えないのでしょう。

木下さんにとっては禊マッチになるかもしれませんが、その相手を丸藤が担う必要があるのかという疑問なんだと思います。

さらに今回の試合が『エンタメファイト』と名付けられているのも、不安要素の一部なのでしょう。

NOAHのプロレスと、プロレスラー丸藤正道がエンタメの犠牲になるんじゃないかということを危惧しているんだと思います。

 

今回の丸藤のボクシング挑戦は話題先行になるかもしれません。

案の定、会見後多くのメディアで「芸人 vs プロレスラー」が取り上げられました。

しかし、今回の挑戦はあるプロレスラーの言葉を借りると『賛否あって本物』であり、新規ファンが増えるキッカケになると思っています。

 

そして、ABEMA側も丸藤正道をエンタメの犠牲にすることはないでしょう。

むしろ“プロ”のレスラーに期待しているんだと思います。

 

丸藤が出場する「会長。亀田興毅~ボクシング3150計画~Vol.1」は、12月16日17時ABEMA格闘CHで完全生中継されます。

そして本日は、ビッグマッチであるNOAH代々木体育館大会が行われます。

GHCヘビー級王者の中嶋勝彦と、GHCナショナル王者の拳王が二冠を懸けて熱く激しいタイトルマッチが繰り広げられるでしょう。

こちらも生配信はABEMAで無料視聴できます。

NOAHの熱い闘いがABEMAを通じて日本全国に広まる音が聞こえてきそうです。