海野翔太が迷えるエル・ファンタズモを本隊に勧誘

海野翔太、エル・ファンタズモ【撮影:koba】
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Road to SAKURA GENESIS 2023」後楽園ホール大会で組まれた、海野翔太を筆頭とした新日本隊チームvsバレットクラブの6人タッグマッチ。

前シリーズの因縁もなければ、何かの前哨戦にも当てはまりません。

4・8両国国技館大会でザック・セイバーJr.の持つNJPW WORLD認定TV王座に挑む海野ですが、肝心のザックはロスインゴと対戦。

今現在、テーマのないバレットクラブは、第3試合で本隊チームと闘うことになりました。

 

NEW JAPAN CUPでバレットクラブの新リーダーをアピールしたデビッド・フィンレーは、優勝決定戦で敗れて以降、Twitterアカウントを削除し両国大会まで出場予定はありません。

そのフィンレーを拒絶し続けたエル・ファンタズモは、4月1日のエイプリールフールに自分がリーダーに相応しいと投稿したものの、昨日のバックステージでは今の状況に疑問を呈し不満を口にしました

ファンタズモ『また負けた。何で負け続きなんだ。 アイツはどこへ行った?イシモリ!(※周囲に石森の姿が見当たらないので)頭がおかしくなりそうだ。 BULLET CLUBの将来について考えているのは俺だけなんだから。 フィンレーはどこへ行った?チェーズ、ファレ、KENTAは?彼らはここにいなくて、 俺はここにいる。 パンデミックの時と同じだ。 (中略)

俺たちは今何をやっている?ただTシャツを売るだけのクラブだ。俺たちは新日本プロレスで最高のレスラーだろ?
どうして、俺しかいろいろ考えていないんだ?(わざとらしい宣伝口調でTシャツを掲げて) BULLET CLUBは10周年。もうすぐ発売。 闘魂ショップオンラインとスイドウバシでわずか3,300円。 約30ドルで、手に入れてね!だって俺たちにはこれしかないからな』

引用:新日本プロレス

 

今年5月のレスリングどんたくでユニット設立10周年を迎える中、リーダー不在でありながら誰もクラブの未来を口にしないことに不満を覚えたのかもしれません。

むしろ今の自分の立場に自問自答したのでしょう。

 

そのフォンタズモの迷いを察知したのか、海野がバックステージでファンタズモを勧誘するようなコメントを口にしました

海野『今日ちょっと寄り道して思ったけど、 ファンタズモは何なの?いいヤツなの?悪いヤツなの?BULLET CLUBは揉めてるよな?俺と組むか?本隊に来るか?
BULLET CLUB辞めて本隊来るか?それだったら俺はウェルカムだよ。 リストバンドを欲しいっつったり、遊び心っていうか子供心っていうか、 あるみたいだしね。いいヤツなんじゃないの、 ひょっとしたら?そのへんもこれからじっくり楽しんでいきたいなと思います』引用:新日本プロレス

 

海野の言う通り、以前のファンタズモはロスインゴの帽子を被ったファンにちょっかいを出していましたが、最近のファンへの対応はベビーフェイスそのものです。

『いいヤツ』と感じているのは海野だけではないかもしれません。

 

このままバレットクラブのリーダー問題が長引くようであれば、ハウス・オブ・トーチャーのEVILも黙ってはいないでしょう。

ますますユニット内で軋轢が生まれる可能性もあります。

 

昨年凱旋帰国したばかりの海野はパートナーと呼べる存在はいない状況。

ファンタズモが信頼できるKENTAはアメリカを拠点にし、ジェイ・ホワイトは新日本を追放されてしまいました。

もし海野が再び勧誘するようなことがあれば、ファンタズモの気持ちも揺らぐかもしれません。

クラブ創設10周年という大事な年に、バレットクラブはどうなってしまうのか。

そして、熟考するファンタズモはどんな決断を下すのか…