試合後エル・デスペラードが藤田晃生に伝えたかったメッセージ

藤田晃生、エル・デスペラード【撮影:Koba】
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時的に凱旋帰国した藤田晃生が「スーパー・ジュニア・タッグリーグ(以下SJTL)」という舞台で臨んだ初のメインイベント。

初出場のSJTLで初優勝を目指すという気持ちで参加する藤田にとって、初のメインイベントはさらに気合いが入っていたことでしょう。

しかも相手は今大会最も注目されているエル・デスペラード&マスター・ワト組。

2人に対しどんな想いがあるか分かりませんが、並々ならぬ気持ちで公式戦に臨んだんだと思います。

 

最後の最後まで足掻いた末、デスペラードのピンチェ・ロコで敗れた藤田。

今シリーズ、勝っても1人先に帰っていたデスペラードがマイクを取ると、藤田へ向けメッセージを贈ります。

デスペラード『藤田、2カ月、3カ月、刺激的なところで経験積んできたみたいじゃないか、アア?

ちっとは刺激的だったがな、こっちはもっと刺激的なところで……

引用:新日本プロレス

 

藤田へ向け話している途中でワトが馴々しく肩に手をかけると、これに憤慨したデスペラードが話している途中にマイクを投げ捨て帰ってしまいました

ファンも藤田も最後まで聞きたかったデスペラードのメッセージは、ワトの空気を読まない行動でお蔵入り。

このワトの行動に怒りを露わにした藤田は、バックステージでデスペラードに特別な感情があることを告白し、そのデスペラードの言葉を遮る行動を取ったワトに対し敵意を剥き出しにしました。

藤田『エル・デスペラード、アンタにはな、他の選手とは違う特別な感情があるんだ。表に出てないところでも、俺はアンタに返さないといけないものがある

(※片ヒザ立ちになって) シングルだろうとタッグだろうと、アンタには絶対負けたくなかった。死んでも食らいついて、死んでもお前をぶっ倒してやる。そういう気持ちで、そういう気持ちで毎日やってたんだ。もちろんベルトを獲ることも頂点に行くこともそうだ。

でも、違う。アンタに勝っために、アンタをぶっ倒すために…..。今日獲られたのは俺だ。でもな、最後のマイク、俺はアンタの言葉を聞きたかった。

なんだ、マスター・ワト!?ふざけんなよ、お前。負けた側がマイク聞いて帰る、そんなことは思ってない。ただ、あの人から聞ける言葉があった。それを聞きたい自分がいた。それも事実だ。

これ以上話しても仕方がない。以上』

引用:新日本プロレス

 

デスペラードはバックステージに帰っても怒りが収まらず、一言『もうワトと終わり。解散』とだけ残して去っています。

一時的に凱旋帰国した藤田へどんな言葉をかけるか気になりましたが、ワトへの怒りが勝ったデスペラードがこれ以上言葉を発することはありませんでした。

 

デスペラードが藤田晃生に伝えたかったメッセージ

 

藤田へのメッセージはこのままお蔵入りかと思った数時間後、デスペラードは長文をX(旧Twitter)にポストしています。

そこには恐らくリングの上で伝えたかっただろう藤田へのメッセージが綴られていました。

今年の俺もめっちゃくちゃ刺激的なことたくさん積み重ねて今ここにいるんだわ

このシリーズの後またどっか行くのか

それとも新日本で磨き上げるのか知らんけど

またやるの楽しみにしてるわ

追いぬけるもんなら追いぬいてみろ

藤田晃生

 

近い将来、ライバル関係になるだろう藤田への期待を込めたメッセージ。

ヘビー級を選ぶヤングライオンが多い中、川人拓来以来となるジュニアの藤田には、大きな期待を抱いているのでしょう。

デスペラードと藤田の公式戦は終わってしまいましたが、次会う時はシングルマッチで闘える日を楽しみにしたいと思います。

そして、ワトへの怒りが大きなライバル心になることも期待するばかりです。