IWGP王者の内藤哲也が防衛後に指名したい相手がいることを明かす

内藤哲也【撮影:Koba】
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ヶ月以内に2度IWGP世界ヘビー級選手権が行われるという変則とも言えるスケジュールの新日本プロレス。

現王者の内藤哲也は9.29神戸大会でグレート・オーカーンと防衛戦を行い、その勝者が10.14両国国技館大会でザック・セイバーJr.の挑戦を受けます。

もしその翌週末のロンドン大会「Royal Quest」でもIWGP戦が行われるなら、短期間で3度行われるスケジュールです。

1.4東京ドーム大会に向けて、出し惜しみはありません。

 

こんな過酷な状況に陥る可能性が最も高いのが、現王者の内藤哲也でしょう。

決してコンディションが良いとは思えない状態で、どんな逆転劇を魅せるかは要注目です。

 

刻一刻と防衛戦が近づいている内藤ですが、オーカーン戦、ザック戦の先に見据える闘いたい相手がいることを後楽園ホール大会のバックステージで語りました。

内藤『「G1 CLIMAX」優勝者、ザック・セイバーJr.、相変わらずコンディション良さそうだし、そして相変わらず俺の苦手なタイプだよ。間違いなく俺の苦手なタイプ。

だからこそ、タイトルマッチをし、そして倒したいな。9月29日、神戸ワールド記念ホールにて行なわれるグレート-O-カーンとのタイトルマッチをクリアし、そしてチャンピオンとしてザック・セイバーJr.の前に立ちますよ。

彼の挑戦をクリアしてしまったら、その先はいったいどうなるのかね?

まぁ俺から指名することになるだろうね。誰を指名するのか?

その答えはもちろん、トランキーロだけどね。カブロン!』

引用:新日本プロレス

 

内藤はG1で負けた相手に対し『この夏の借りを、年内に返したい』と口にしていました。

G1公式戦で内藤が負けた相手はオーカーン、ザック、EVIL、鷹木信悟の4人。

オーカーン以外で言えばザックは防衛戦をする可能性がありますが、EVIL戦と鷹木戦は誰かがアクションを起こさない限り実現しないでしょう。

内藤はどちらとも闘いたい理由があります。

 

内藤が神戸大会でEVILに勝ち、両国でザックに勝ったならば、挑戦者を指名する前にEIVLがIWGPのベルトを強奪しに来るかもしれません。

そもそも、EVILはG1で負けた相手というだけではなく、闘いたい相手と言えるでしょう。

今は袂を分けていますが、元々はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの創設メンバーです。

互いに思い入れのある相手であることは間違いありません。

 

当然、先日のデビュー20周年記念大会で鷹木とのIWGP戦を公の場で約束しましたが、鷹木の縁のある山梨か神戸でやろうとも公言しています。

もしこれで内藤が鷹木を指名したら矛盾が生じるかもしれませんが、鷹木とのIWGP戦ならば東京ドーム大会という舞台が最も似合うかもしれません。

 

そして、忘れてならないのが師弟関係である高橋ヒロムです。

7.5東京武道館大会のバックステージで、ヒロムは一度流れたシングルマッチをしたいと内藤に懇願しました。

その条件としてヒロムが自ら掲げたのがNEVER王者という称号。

東京ドーム大会で師弟対決が実現するためには、まずは今夜ヒロムがHENAREに勝たなくてはいけません。