ザック・セイバーJr.が語ったIWGP世界ヘビー王座への挑戦手順の美学

ザック・セイバーJr.【撮影:Koba】
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日本プロレスの公式Xへのコメント然り、当ブログのXのポストへのリプ然り、今まで以上に新日ファンのネガティブな発言が多いように感じます。

トップレスラー数人退団や、お決まりと言っても過言ではないハウス・オブ・トーチャーの乱入劇に、疲弊しているファンも多いようです。

かつてアントニオ猪木が言った『いつ何時、誰の挑戦でも受ける』という格言がありますが、今のIWGP世界ヘビーは『いつ何時、誰でも挑戦ができる』という挑戦者目線になっているかもしれません。

 

一方で、ちゃんとした手順を踏むことに美学を感じる選手もいます。

アメリカ・カルフォルニア大会「Resurgence」で棚橋弘至とのシングルマッチを制したザック・セイバーJr.は、自分こそが新日本を未来に導く最適なレスラーであると主張しました。

ザック『俺がもっとナイーブで若かった頃、タナハシを終わらせるのは俺だと思っていた。今は無理だと思っている。タナハシを止められる唯一の方法は、フルタイムの社長業と新日本プロレスをよりよくするための彼の姿勢だ。

だが言った通り、俺が彼に挑戦状を突きつけた時、それは東京ドームでのリベンジ以上のものだった。もっと大きな証明すべきものがあった。新日本プロレスに入った時から「トップになりたい」と言い続けてきた。外国人レスラーのトップじゃなく、新日本プロレスのトップレスラーにだ。よく考えてのことだった。我々の新しい社長、タナハシに見せたかったんだ俺こそが、この会社を未来に導くのに最適なレスラーだということを

引用:新日本プロレス

 

新日本プロレスのトップレスラーになるため、献身的に尽くしてきたザック。、

そして、次のIWGP世界ヘビー級王座への挑戦はG1クライマックスを制し東京ドーム大会でタイトルに挑み今度こそチャンピオンになると宣言しました。

ザック『最近の新日本プロレスは、誰でもそれまでの実績なしで出てきて挑戦するんだ。タナハシさんは、ここ数年で大きな敗北を経験しているかもしれないが、それでも歴史上最も重要なレスラーの1人だし、新日本プロレス歴史上でも最も重要なレスラーだ。新日本プロレスが最も沈んでいた頃、独力で新日本プロレスを存続させ続けた。それはとても価値のある勝利だ。

そうすれば俺は立派な挑戦者になるだろう。世界ヘビー級タイトルマッチでもう二度と負けるわけにはいかない。俺は3回負けた。もう一度、負けはしない。唯一の方法はそのことを保証することだ。「G1 CLIMAX 2024」で優勝し、そして初めて世界ヘビー級選手権で勝つつもりだ。それでハットトリックを達成する。俺はメインイベントに出る。ただのメインイベントじゃない。東京ドームのメインだ。俺は東京ドームのメインイベントで初めて勝利を収める外国人選手になるんだ。そして俺は間違いなくトップレスラーになる。新日本プロレスだけではない。日本だけでもない。世界のトップレスラーだ』

引用:新日本プロレス

 

誰もが認めるルートで挑戦権を獲得し、東京ドーム大会でのタイトルマッチに挑み勝利した時、ザックは正真正銘のトップレスラーになるでしょう。

ザックの美学が多くのファンを感動させるはずです。