プロレスリング・ノアがリスクを覚悟でTVマッチを続ける理由

プロレスリング・ノア




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ロレスリング・ノアの勢いが増しています。

昨夜行われたゴールデンウィーク最初のTVマッチ。

杉浦軍と金剛との全面対決は、シングル6番勝負とイリミネーションマッチが行われました。

 

当日発表となったシングル6番勝負は、ご覧の対戦カードとなりました。

杉浦軍金剛
大原はじめvs仁王(さとうゆうき)
吉岡世起vs覇王(Hi69)
桜庭和志vs稲村愛輝
NOSAWA論外vs拳王
レネ・デュプリvsマサ北宮
杉浦貴vs征矢学

 

第1試合から第6試合までシングルマッチが続くという異例の大会に、視聴者も盛り上がっていたことでしょう。

ABEMAでライブ配信された試合は、リアルタイムだと視聴者のコメントが見ることができます。

そのコメントを見る限り、現在進行形のNOAHの闘いを楽しむファンが多く見受けられました。

 

恐らく、そのファンの想いも選手に届いていることでしょう。

無観客試合ながら選手達は自分達のプロレスで何かを伝えられることを知っているはずです。

 

今回の配信は、ABEMAで1週間無料で視聴することができます。

見逃してしまった方はABEMAアプリダウンロードか、下記ABEMAホームページからご覧ください。

 

国内のスポーツ界が自粛を続ける中、プロレスの灯を消さないため闘い続けるNOAHの選手達ですが、Abema FightのYouTubeチャンネルで闘い続ける覚悟や理由を語っています。

 

潮崎豪

『目に映るお客さんがいないとしても、「見てくれている」信じることができた。

お客さんはその場ではゼロだったけど、映像を見てくれている人たちは何千、何万といたと思うので、見ている人たちに伝わる試合をやりたい気持ちが強かった』

 

中嶋勝彦

『俺たちはどんな状況でもプロレスラーなので、それを望んでくれるファンのみんな、俺は「HOMIES(ホーミーズ)」と言っているんですけど「HOMIES」たちが望んでいることを少しでも形にしてプロレスラーとして提供すること。

どんな状況でもプロレスラーはプロレスラーです。強く生きます』

 

清宮海斗

『カメラの奥にお客さんが見てくださっているというのを意識してやるようにしていましたね。

僕はプロレスで元気にしたいにしたいと思っているので、気持ちを、芯を持ってやっていくことかなって思いますね』

 

杉浦貴

『生き様とかいろんな想いとか背負って闘っている選手がいっぱいいるんで、そういうのを見てくれればいいし。

あとはやっぱし、娯楽の一部なんでね、こういう状況なんで特にネットとかテレビで見てちょっとでもストレスが軽減できればいいかなと思ってます』

 

丸藤正道

『そりゃもう“プロレスの灯”を絶やさないようにすることだけですよ。

これだけ歴史のあるものでそれを見て育ってきた人間もいれば、それを見て楽しんでくれてる人、勇気をもらっている人。

そういう人たちがいる中で、やっぱりプロレスというものを絶やさないようにする。それだけじゃないですか』

 

試合ができる選手、試合ができない選手、それぞれ想いがあるでしょう。

何もできないストレスもあれば、プロレスを続けていいのかという葛藤もあるはずです。

それでもプロレスを続けることでウイルスに感染するリスク、感染者を出すリスクがある中、闘い続ける姿勢は、プロレスファンの心を豊かにしてくれます。

 

次回の「ノアTVマッチ」は9日(土)22時からです。

 

昨日試合がなかった選手も、熱い想いでそれぞれのプロレスを届けてくれるでしょう。

『美学のある闘い』とは、どんな状況でも『闘い続ける美学』でもあるのかもしれません。