EVILが“真”の闇の王に化けるのはいつか?あるレスラーとの共通点

EVIL【撮影:koba】
“独り言考察”




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ルサン Presents WRESTLEKINGDOM 15 in 東京ドーム』開催まで、あと4日。

前回大会に引き続き2日連続で行われる東京ドーム大会は、注目カードが目白押しです。

1年間の総決算でもありながら新しい1年を左右する闘いは、試合内容以上に結果に注目が集まります。

その中でも今日ピックアップしたのは、元 “戦友” であるEVILとSANADAのスペシャルシングルマッチです。

 

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの人気タッグチームと言えば、EVILとSANADAの「イビサナ」コンビでした。

シングルプレイヤーとして頭角を出してきていましたが、WORLD TAG LEAGUESで2連覇とタッグで結果を残した2人。

新日本で最も人気のあるタッグチームの2人が、まさか別々の道を歩むことになろうとは昨年の今頃は思いもしませんでした。

 

EVILがロスインゴのままなら組まれることがなかっただろう、東京ドーム大会でのスペシャルシングルマッチ。

衝撃の裏切り劇からのバレットクラブ入り、さらに手段を選ばない闘い振りに今年最も賛否の「否」を集めたレスラーではないでしょうか。

それでもかつてのベストタッグチームの2人が、年間最大興行の舞台で相対することは感慨深いものがあります。

どんな内容の試合になるか分かりませんが、2人の関係を思い出せば出すほどエモーショナルな一戦になることは間違いありません。

EVIL、SANADA【撮影:koba】

 

そんなEVILですが、2020年はダーティーファイトを繰り返しセコンドの介入も辞さない戦法で結果を残してきました。

今年二冠王者になったレスラーは内藤哲也とEVILの2人しかいなく、来年二冠が別々のレスラーの手に渡るようであれば貴重な二冠戴冠レスラーです。

それでもその闘い方に、多くのファンから批判の声が挙がったのも事実でしょう。

EVILが手段を選んで闘っていれば、オカダカズチカがNEW JAPAN CUPを優勝していた可能性も、高橋ヒロムが二冠王者に輝いていた可能性もあります。

 

たらればの話しをしても仕方ありませんが、2020年のEVILの闘い方を振り返っていたら “あるレスラー” の過去の闘い方にシンパシーを感じました。

介入ありのタイトルマッチ、どんな手を使ってでも勝つことを優先した防衛戦の数々…

そのレスラーとは…

鈴木みのる【撮影:koba】

 

2017年の鈴木みのる

 

2017年の1・5後楽園ホール大会に突如現れた鈴木軍。

翌2月にオカダが持つIWGPに標準を合わせると、介入ありのラフファイトで王者を苦しめました。

IWGP奪還はならなかったものの、同年4月にNEVER無差別級のベルトを奪取。

介入ありの防衛戦で次々と挑戦者を葬ると、多くの会場でブーイングを引き出しました。

NEVER王者から陥落するまでの1年間は、どのレスラーよりブーイングを集め絶対なる悪の姿をファンに植え付けたのではないでしょうか。

 

しかし、2018年1月に名乗りを挙げたインターコンチネンタル選手権では今までと違う闘い方を選びます。

徹底的に関節技で棚橋弘至の膝を攻め、IWGPの名の付くベルトを戴冠しました。

試合の殆どを棚橋の足を攻め続けた残酷な試合となりましたが、このタイトルマッチぐらいから鈴木みのるの試合でセコンドの介入がなくなっています

恐いヒールレスラーという印象を残したままですが、今となっては真っ向勝負をするイメージの方が強いのではないでしょうか

結果、鈴木みのるのタイトルマッチは常に注目を集め多くのファンに期待されています。

 

闇の王の準備期間

 

もしかしたらEVILがやろうとしていることも、鈴木みのると一緒なのではないでしょうか

ロスインゴのEVILのイメージを払拭するために、どのレスラーよりヘイトを集めるための試合運び。

これまでの手段を選ばない闘い方は、イメージの再構築をする為の準備期間とも言えるでしょう。

純度100%のヒールレスラーになるための準備期間。

恐らく、このイメージの再構築はまだ続くんだと思います。

 

しかし、どこかのタイミングで闘い方を変化させるのでしょう

憎らしいヒールレスラーのイメージを残しつつ、真っ向勝負で対戦相手を蹴散らすEVILに

その時が闇の王の本領発揮であり、EVILが大暴れするタイミングなんだと思います。

2021年か2022年に闇の王は “真”の闇の王に化けることでしょう。

EVIL【撮影:koba】

 

 

【お知らせ】

只今、『新日本プロレス裏コンクルソと題して第2回『新日本プロレスコンクルソ』のトップ3と新たに加えた3人で決選投票を行っています。

投票期間は2021年1月3日まで。

結果はブログ内(1月4日以降の記事か埋め込みTwitter)で発表します。

 

追加エントリー選手の写真は、こちらでご確認ください。

 

今年も残り僅か。

ほぼ毎日ブログを更新し、多くの方に記事を読んでいただきました。

2021年もプロレスブログの最前線を走れるよう我慢張りますので、引き続きトペブロをお楽しみください。

よいお年を🎍

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