憧れの“あの人”と闘う為に。SHOが狙うIWGPジュニア初挑戦で初戴冠

SHO【撮影:koba】
“独り言考察”




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12日15時から行われた「THE NEW BEGINNING 記者会見」。

SHOにとってこれまでのキャリアの中で最も重要な記者会見になったことでしょう。

この会見の発表で、ジュニア最高峰のベルトに挑戦することが確定したのですから。

 

運命の日は2月10日の広島大会。

シリーズ最後のビッグマッチ2連戦に組まれたタイトルマッチであり、IWGPジュニアヘビー級選手権が初日のメインイベントを務めます。

約1ヶ月間のシリーズで前哨戦のメインイベントを務める回数は7回。

「THE NEW BEGINNING」シリーズの主役の1人と言っても過言ではありません。

SHOにとって最も重要なシリーズとなり、2月10日は最も重要な1日となるでしょう。

 

SHOのIWGPジュニア初挑戦

 

個人的に次期シリーズで最も注目する選手の1人に、高橋ヒロムのIWGPジュニアヘビー級のベルトに挑戦するSHOを挙げています。

2012年の11月プロレスラーデビューを果たしたSHOが、海外武者修行から帰国したのが2017年の10月。

タッグで結果を残してきた男が、初めてジュニアのシングルのベルトに挑戦します。

 

SHOがシングルプレイヤーとして頭角を現し始めたのが、一昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)。

昨年のNEW JAPAN CUPではヘビー級の鷹木信悟から3カウントを奪い、昨年の11月と12月に行われたBOSJでは高橋ヒロムから完璧な形で3カウントを奪いました。

IWGPジュニア初挑戦とは思えないほど存在感を増しているSHOは、一発でのベルト奪取も十分あり得るのではないかと思っています。

 

プロレスラーデビューはヒロムの方が約2年早いですが、年齢も一緒の同級生です。

凱旋帰国後、瞬く間にジュニアの顔となったヒロムですが、そのヒロムをSHOが意識しない訳がないでしょう。

今年こそIWGPジュニアのベルトを巻き、ジュニアのトップに立つ1年になると期待しています。

 

憧れの“あの人”と初対決へ

 

そんな期待値の高いSHOですが、今回どうしてもジュニア王者になりたい理由がもう1つあると思っています

このタイミングでジュニア王者になれば、3月に行われる「旗揚げ記念日」大会で二冠王者と闘える可能性が出てきます。

ここ近年の「旗揚げ記念日」大会のメインイベントは、ヘビー級王者とジュニアヘビー級王者のスペシャルシングルマッチが行われてきました。

2019年は当時ジュニアヘビー級王者だったウィル・オスプレイとIWGPヘビー級王者だったジェイ・ホワイトが闘い、2018年は当時ヘビーの王者だったオカダカズチカとジュニア王者だったオスプレイが闘っています。

昨年の旗揚げ記念日大会は中止になってしまいましたが、当時の二冠王者の内藤哲也とジュニア王者のヒロムの一戦が組まれていました。

今年のメインイベントでも、ヘビー級王者とジュニア王者のスペシャルシングルマッチが行われる可能性は十分あるでしょう。

 

つまり、高橋ヒロムに勝利しジュニア王者となれば、現二冠王者の飯伏幸太と「旗揚げ記念日」大会で闘える可能性があるということです。※飯伏がSANADAとの二冠戦に勝つ事が条件

SHOにとって飯伏幸太は憧れのレスラーであり、大好きと公言する先輩です

 

テレビ朝日で金曜深夜に放送されている『新日ちゃん。』をご覧になったことはあるでしょうか?

新日本に所属するレスラーが登場するバラエティ番組ですが、この番組でSHOは飯伏への憧れを公然とアピールしています。

その中でも神回となったのが、NJPW WORLDで未公開トークとして配信された『オリジナル 新日ちゃん。未公開トーク 飯伏選手編』です。

 

この「新日ちゃん。」のSHOの様子を見れば、どれだけ飯伏に憧れているかが十分過ぎるほど分かります。

飯伏になりたいとまで語ったSHOですが、憧れの人と闘えるとなれば特別な一戦となるでしょう。

プロレスは信頼関係が強ければ強いほど、ベストバウトが生まれると思っています。

 

神になった男と、神に憧れる男との一戦。

最高の試合と、最強の多幸感が期待できるのではないでしょうか。

プロレスを見て幸せな気持ちになれるのなら、実現して欲しいスペシャルな神カードです。