ファンが熱望するオールスター戦が今夏実現するだろう、もう一つの理由

“独り言考察”




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内某所で行われた2019年度「プロレス大賞」授賞式で、新日本プロレスのオカダカズチカの口から出た一言が話題を呼んでいます。

『もちろん、こういう場にもベルトがあれば一番良かったなと思いますし。

でも、ベルトがないからこそできる闘いっていうものあると思うので、それこそオリンピックをやるんであれば、負けないぐらいのプロレス界“ビッグイベント”を

こうやって、いろんな団体の人がいるなかでやっても面白いかなと。プロレスのパワーをレスリングに負けないように届けたいっていうのはありますし、そういうのがあってもいいんじゃないかなと。

これはベルトがないからこそできることだと思いますし、できたらいいなと思いますね』

引用:新日本プロレス

 

“オリンピックに負けないくらいのビッグイベント”

 

「プロレス大賞」授賞式に集まったレスラーは、新日本プロレスからオカダカズチカ 、SANADA飯伏幸太

全日本プロレスからは宮原健斗諏訪魔石川修司

プロレスリング・ノアから清宮海斗が出席しました。

 

今年の1・5東京ドーム大会で内藤哲也にIWGPヘビー級のベルトを奪われたオカダですが、NOAHの清宮もGHCのベルトを失ったばかり。

ベルトが無いから言えるというオカダの提案に、各団体のプロレスラーも耳を傾けているかもしれません。

 

昨年は2月に「ジャイアント馬場没20周年追善興行」、11月には「ザ・デストロイヤーメモリアルナイト」という団体の枠を超えた興行が2回行われました。

しかし、オカダの言う“プロレス界のビッグイベント”とは、昨年の2興行以上の内容を提案しているのではないでしょうか。

『「2020年、オリンピックあったよね」で終わりじゃ寂しいじゃないですか。

「プロレスでもあんなオールスター戦があったんだよ」っていうのがあってもいいと思いますし、今日のプロレス大賞の授賞式でも同世代の選手とかもいたりするので、そういう若い人たちのパワーでいまのプロレスのパワーを広めることができたら、それは新日本プロレスに限らず、いろんな団体の発展というか、そういうのにもつながってくと思うので、そういうのができたらいいかなと思いますね』

引用:新日本プロレス

 

過去2回の興行は、全日本プロレスが舵を取って行われました。

オカダが発言したとなれば、新日本も積極的に動く可能性もあるでしょう

 

ここ最近は新日本プロレス以外の各団体が、団体の枠を越えた闘いに向け既に動いているように感じていました

全日本プロレスにはドラゴンゲートからYAMATOが初参戦、Kagetora横須賀ススムはジュニアのベルトをかけたトーナメントに出場しています。

結果的に横須賀はトーナメントを勝ち抜き、全日本のジュニア至宝を巻きました。

 

プロレスリング・ノアからは丸藤正道が昨年末のドラゴンゲートビッグマッチに参戦し、今年はDDTのユニットに所属し定期的な参戦が発表されています。

 

既にNOAHの中嶋勝彦はWRESTLE-1の最高峰のベルトを奪取しており、次の挑戦者に同団体の芦野祥太郎が決まりました。

 

東京オリンピックは7月22日から8月9日まで、パラリンピックは8月25日から9月6日まで都心中心に開催されます。

都心の交通網は麻痺し、宿泊施設はどこも満室になりそうです。

 

この間、各団体の興行は関西に集中する可能性があり会場のバッティングもあり得るでしょう

以前の記事でも複数の団体による合同興行の可能性を考えていました。

 

仮に会場はバッティングしなくても、オリンピック開催時期に興行を開催する地域が被ることもあるでしょう。

例えば同じ日に大阪近辺で何団体か興行が行われれば、ファンは全ての団体の試合を観戦することはできません

 

プロレスならオリンピックに負けない熱気を作る事ができると思っています。

それが一つの団体ではなく、業界をあげてなら尚更です

確実に機運は高まっています。

やるなら今夏が大チャンスです。

ファンの期待を上回る興行が実現することを願っています。