G1に外国人選手が出場可能に!?在留資格者の再入国、全面緩和

ジェイ・ホワイト【撮影:koba】
“独り言考察”




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年振りの野外興行となる神宮大会が終わり、あと2週間ちょっとでG1クライマックスが始まります。

記念すべき30回大会となる今年のG1ですが、未だ出場選手は発表されていません。

多くのファンがその発表をまだかまだかと待っていることでしょう。

 

偶然にも今年は全日本プロレス、プロレスリング・ノアもヘビー級のリーグ戦を同タイミングで行います。

そして、両団体は既にエントリー選手を発表済みです。

恐らく、新日本プロレスが出場選手を発表できない理由は、海外にいる選手が来日できるかどうか見極めたいんだと思います

そうでなければ、なぜ未だに発表できないのか疑問しかありません。

 

外国人レスラーを多く抱える新日本プロレスですが、年々その割合が増えています。

直近4年間はご覧の通りです。

日本人選手外国人選手
2019年12人8人
2018年12人8人
2017年14人6人
2016年16人4人

 

それだけ外国人レスラーの活躍が目覚ましいということですが、コロナ禍の影響で大打撃を受けてしまいました。

 

実は8月になってからずっと日本における新型コロナウイルスに関する水際対策のニュースを追っていました。

その中で約1週間前に発見したのが『在留資格者の再入国、9月全面緩和』の記事です。

 

これは中長期の在留資格を持つ全ての外国人について、9月から入国制限を緩和するというもの

政府は日本への再入国を認める調整に入ったと報道されていました。

 

海外を拠点にするレスラーが全員在留資格を持っているかどうかは分かりませんが、この入国制限緩和する方針が決定すれば、G1に参加できる海外の選手も出てくるでしょう。

そして遂に、政府が在留資格保持者の再入国を認める方針を決定しました。

下記は、外務省のホームページに掲載されている発表です。

『令和2年8月28日、日本国政府は、8月31日までに再入国許可(みなし再入国許可を含む)をもって出国した在留資格保持者で所定の手続を経た者に対し、出国日に拘わらず、9月1日(本邦到着分)以降の再入国を認めることを決定しました。

On 28th August 2020, the Government of Japan announced its decision that all foreign nationals with the status of residence who have left and will leave Japan before 31st August 2020 with a valid re-entry permit, are now eligible to re-enter Japan from 1st September 2020.』

引用:外務省公式HP

 

あとは、どのレスラーが在留資格を持っているかでしょう。

毎週行われているアメリカ大会「NJPW STRONG」では、昨年G1に出場しているKENTAジェイ・ホワイトが出場しています。

直近ではシングルマッチも組まれ、アメリカ大会を盛り上げる重要な存在です。

 

ただし、「NJPW STRONG」は録画放送なので、数週間分事前に撮っておくことはできるでしょう。

今年もG1に出場できることを願うばかりです。

 

「NJPW STRONG」に出場していない選手でも、G1出場並びに来日を期待している選手がいます。

日本に引っ越していながら母国のレスラーを救う為にイギリスに帰った、ウィル・オスプレイです。

先日、再開したレボリューション・プロレスリング(以下RPW)のメインイベントに出場しています。

ちなみに試合結果はこちらです。

 

コロナ禍の状況で肉体改造に着手し、ヘビー級の体を手に入れたオスプレイ。

次のRPWの大会への出場も決まっていなく、ファンに対し意味深なメッセージも送っていました。

もしかしたら、RPWでの仕事は一旦終了ということかもしれません。

『私の時間はもう終わりました』

引用:ウィル・オスプレイのTwitterより

 

もし、オスプレイがG1参戦となればビッグサプライズでしょう。

2・26沖縄大会以来、新日本プロレスの大会には出場していません。

勿論、アメリカ大会である「NJPW STRONG」にもです。

 

しかし、先日オスプレイのグッズは発売されています。

もしG1に出場しなければ、なぜこのタイミングでオスプレイのグッズを販売したのか…

 

本日、9月1日から在留資格のある外国人が日本への入国が可能となります。

もしかしたら、既に日本へ到着している選手がいるかもしれません。(PCR検査で陰性でも14日間の待機は必要)

海外を拠点にする新日本のレスラーが、在留資格を持っていることを願うばかりです。