4月7日夕刻、内閣総理大臣から「緊急事態宣言」が発令されました。
この緊急事態宣言は東京など7都府県を対象に、1か月程度行うと報道されています。
対象となる7都府県は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡。
緊急事態宣言と言っても都市封鎖や道路封鎖はなく、公共交通機関は運行されるということです。
生活維持に必要な物を購入する以外は外出を控えて、仕事は原則テレワーク、出勤が必要な場合も時差出勤などの対策をして欲しいとのこと。
新型コロナウイルスの感染がこのペースで増加し続ければ、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超えるという試算も出されています。
しかし、出勤者の数が最低でも7割減れば、2週間後には感染増を抑えられるのではないかということです。
「…日本では、緊急事態宣言を出しても、海外のような都市の封鎖を行うことは致しませんし、そのようなことをする必要もないというのが専門家の皆様の御意見であります。…対象となる地域の皆様には、冷静な対応をお願いしたいと思います。」(3/3)
全文はhttps://t.co/0c2ofSJNZo— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) April 6, 2020
この緊急事態宣言に伴い東京ドームシティは、4月8日より当面の間、全域で臨時休業することを発表しました。
『東京ドームシティでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府、及び東京都の方針を受け、4月8日(水)より当面の間、全域(※一部除く)で臨時休業することに致しました。
臨時休業対象期間につきましては、今後の社会状況や、政府および東京都から発信される情報を元に、適切に判断して参りますので、改めて当ホームページおよび、各イベント主催者のホームページをご確認くださいますようお願い申し上げます。』引用:TOKYO DOME CITY 公式HP
つまり…
後楽園ホールも当面使用禁止になるということ
後楽園ホールが休館、格闘技興行は5月6日まで中止に=緊急事態宣言受け#後楽園ホール #格闘技 #緊急事態宣言https://t.co/DA7kItJDUb
— eFight(イーファイト)格闘技情報 (@efight_twit) April 7, 2020
後楽園ホールのイベントは、緊急事態宣言の目安の期限である5月6日までの大会を、全て中止と発表しています。
臨時休業の期間を『当面の間』としており、5月6日以降もどうなるか分かりません。
なお、チケットの払い戻しは10時00分〜17時00分で対応しているということです。
この臨時休業は後楽園ホールの使用事態を制限したものであり、無観客試合を行うこともできません。
つまり、新日本プロレスで4月19日から予定していた「Road to レスリングどんたく」シリーズ後楽園ホール大会3連戦は中止となり、後楽園で無観客試合で大会を行うことも不可能ということです。
今回の緊急事態宣言で、新日本プロレスの今後の方向性について、2つ注目している点があります。
1つ目は…
無観客試合を行う場合はどこでやるか
1ヶ月以上、大会を開催していない新日本プロレスですが、そろそろ無観客興行を行う可能性があると思っています。
大会自粛当初はファンの選手からの反発が多い等の理由で、無観客試合開催に難色を示してきました。
しかし、これ以上試合を行わないのはNJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)の解約にも繋がる恐れがあり、英断の時が迫っていると思っています。
今まで「NJPW Together」と題して、内藤哲也と高橋ヒロムのトークショーや、棚橋弘至と飯伏幸太のトークショーなど後楽園ホールにて開催してきました。
新日本が無観客試合を行うなら後楽園ホールが適切だと思っていましたが、当面の間それも不可能です。
無観客試合ぐらいなら野毛道場でやれるのではないかと言う声もあると思いますが、道場はトレーニングする場であり無観客興行を行うには雰囲気は出せません。
プロレスリング・ノアではグローバル・タッグ・リーグを「ノアTVマッチ」と銘打って無観客試合を開始していますが、一般的な試合会場で行っています。
リングの周りにトレーニング機材があるのと、背景が黒い幕などでスッキリしているのでは見え方がかなり違うでしょう。
やはり試合を配信する場合は、常に特別な空間でやる必要があるのではないでしょうか。
果たしてどこかいい場所があるのか、他に借りれる場所があるのか、気になるところです。
2つ目は…
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの開催の有無
新日本のジュニアの選手達が1年間で最も主役になれるシリーズですが、開幕戦は5月12日の後楽園ホール大会です。
緊急事態宣言の直後であり、通常であればまだ自粛要請が継続されているだろうと予想できます。
しかし、新日本プロレスではこのBOSJのチケット販売について、このようなアナウンスを出しました。
新型コロナウィルス感染拡大の情勢を鑑み、以下の6大会は前売券の発売日を変更させていただきます。
■「BEST OF THE SUPER Jr.27」
・5月12日(火)東京・後楽園ホール
・5月13日(水)東京・後楽園ホール
・5月14日(木)東京・後楽園ホール
★一般発売日:4月8日(水)⇒発売日未定(決定次第、お知らせいたします)■「BEST OF THE SUPER Jr.27」
・6月1日(月)愛媛・アイテムえひめ
・6月2日(火)高松市総合体育館・第1競技場
★一般発売日:4月12日(日)⇒5月1日(金)引用:新日本プロレス
詳しくは、新日本プロレス公式Twitterアカウントの下記ツイートをご覧ください。
【重要なお知らせ】チケット発売日の変更についてhttps://t.co/ajMg89ouQO#njpw #njbosj pic.twitter.com/BNkfQGReVp
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 7, 2020
一般発売が直近に迫っていた5大会について、チケット販売延期と販売時期未定というアナウンスです。
大会が開催できるかどうか慎重に対応しているとも取れますが、新日本としてもこれ以上中止なのしたくないという本音も見え隠れしています。
これ以上、通常興行を中止にしたくないという意思表示でもあるでしょう。
あとは、緊急事態宣言の効果が出ることを願うばかりです。
本日から5月6日までは、今まで以上に不要不急の外出を徹底する必要があるでしょう。
この緊急事態宣言の効果がなければ、日本経済に与えるダメージは計り知れないものがあり、コロナ感染のリスクだけではなく企業倒産や失業率も高くなることが予想できます。
これからの1ヶ月は耐える時間が続きます。
新型コロナウイルス感染現象の為にも、日本に日常を取り戻す為にも誰もが高い意識を持って行動する必要があるでしょう。