新日本プロレス再建へ向けフル稼働を誓うロスインゴの内藤哲也。
久しぶりの後楽園ホール大会では、試合後鋭い眼差しを仲間に向け、何かメッセージを送っている様にも感じました。
スポーツ紙でロスインゴ全員がタイトル戦線に絡むくらいの展開が理想だと語った内藤は、BUSHIやSANADAにどんな答えを求めているのか。
【新日本】内藤がLIJフル稼働宣言 コロナ禍の団体再建へ「メンバー全員タイトル戦線に」 https://t.co/J4SrAoSueU
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) May 24, 2021
3連戦の2日目となった後楽園ホール大会の試合後のリング上で、BUSHIとSANADAに何かを語った内藤。
バックステージでは翌日の対戦相手より、SANADAとの気持ちのぶつかり合いが楽しみだと語りました。
内藤「(明日は)SANADAとのタッグ。対戦相手のYOSHI-HASHI、後藤よりもパートナーのSANADAに目がいってしまうよ。SANADAと(※拳で胸を2度叩き)気持ちのぶつかり合いを、したいと思います。その気持ちのぶつかり合いをした結果、一体何が生まれるのか!?」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 25, 2021
タイトルよりSANADAに興味あり?
スポーツ紙でロスインゴ全員がタイトル戦線に絡むのが理想と語った内藤が、タイトルを持っていないSANADAに興味があると言っています。
これにはどういう意図があるのか?
私の記憶が正しければ、新日本で内藤とSANADAのシングルマッチの成績は1勝1敗の五分。
未だG1クライマックスでしか実現していない貴重なカードです。(2018年と2020年)
もし内藤とSANADAのシングルマッチが実現すれば、ビッグマッチの重要な一戦になるでしょう。
新型ウイルスに9人も感染してしまった新日本において、限られたメンバーで大会を組んでいるのが実情です。
禁断の同門対決は魅力的であり、勝者の発言権は更に強くなることでしょう。
一方で、NEVER無差別級6人タッグ王者の石井にもちょっかいを出し続ける内藤は、手を出しても『石井』の名を口に出していません。
しかし、怒りを買った石井はシングルマッチでもタイトルマッチでも受けて立つと公言しました。
石井「内藤、かまって欲しいんだろ? いいぞ。狙いはなんだ? シングルか!? それともこれか!?(※と言ってNEVER 6人タッグベルトを叩く)どっちでもいいぞ。遊んでやるよ」
5.25後楽園大会の結果は
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石井とのシングルマッチはハズレのないベストバウトになることは必須で、NEVER6人タッグ戦が決まれば内藤にとって初めてのタイトル挑戦になります。
どちらの場合でも魅力的なカードが生まれます。
あとは内藤がSANADAとの何かを求めるのか、それとも石井との対戦実現を望むのか…
内藤哲也が狙う“モノ”とは
新日本のピンチを救うべくフル稼働の内藤が目指すモノは、1人2役の話題提供かもしれません。
ロスインゴ全員がタイトル戦線に絡むのが理想と語った内藤は、今夜の後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組に勝利すればNEVER無差別級6人タッグ挑戦へ権利を得ることとなるでしょう。
一方、自身の目的である来年の東京ドーム大会のメインイベントを目指すべく、特別な相手とシングルマッチで勝利することは重要なミッションと思っているはずです。
先月の広島大会で闘ったグレート・オーカーンと同等以上の実績とネームバリューがある選手との一戦を欲しています。
もしかしたらSANADAとのシングルマッチ実現を狙いつつ、石井とのシングルマッチやNEVER6人タッグ挑戦が決まることを狙っているのかもしれません。
新日本を愛する内藤哲也が、新日本のピンチに一肌もニ肌も脱ぐのは当然なことでしょう。
タイトルマッチを自由に組むことも、多くの選手が大会に出場することもできないのが実情です。
デビュー15周年YEARにフル稼働で話題提供を目指すのは、至極当然なことでしょう。
ピンチをチャンスに変えるため、今夜も内藤哲也がどんなアクションを起こすのか注目してみたいと思います。
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