オカダカズチカのG 1リーグ最終日の成績は勝率2割

オカダカズチカ【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックスのリーグ戦は6試合が終わり、Bブロックは早くも7人が脱落。

優勝決定戦に進む可能性があるのは、全勝のオカダカズチカとジェフ・コブ、1敗で追走するEVILの3人となりました。

 

リーグ突破の可能性を残しているのは3人ですが、EVILは既にオカダとの直接対決に敗れているため不利な状況です。

無敗のオカダとコブはリーグ最終節まで当たることがなく、このまま両者が勝ち進めば最終節で買った方が優勝決定戦に駒を進めます。

残る3試合全て勝てば全勝でのリーグ突破、優勝決定戦も勝利すれば史上3人目の全勝優勝の快挙達成です。(1996年の長州力、2006年の天山広吉以来)

 

ここでふと気になったのが、過去のオカダのリーグ最終日の成績です

2012年から連続でG1に出場しているオカダは、過去2回優勝しています。

そして優勝以外の年も圧倒的な強さをみせ、リーグ突破争いに絡んでいたイメージがあります。

 

しかし、逆に捉えれば圧倒的な強さを見せてきたにも関わらず、2回しか優勝していません。

これまで準優勝はないので、過去9大会でリーグ戦を突破したのは2回だけ。

もしかしたら、リーグ終盤失速している可能性があるということでしょうか

 

そこで、オカダの過去9回のリーグ最終日の成績を調べてみました。

2012年(優勝)⭕️真壁刀義
2013年✖️小島聡
2014年(優勝)⭕️鈴木みのる
2015年✖️中邑真輔
2016年△棚橋弘至
2017年✖️ケニー・オメガ
2018年△棚橋弘至
2019年✖️飯伏幸太
2020年✖️ウィル・オスプレイ

 

最終戦の勝率2割という事実

 

優勝した年はリーグ最終戦を勝利し優勝決定戦に進出していますが、それ以外の年はいずれも負けか引き分けています。

過去9回出場しているG1において、リーグ最終戦の成績は2勝5敗2引き分け。

勝率で言えば22%しかありません

毎年のようにリーグ1位争いをしてきたオカダのG1トータル成績は、余裕で勝率5割を超えるでしょう。

一方でリーグ最終戦の勝率2割という事実は、7年振りの優勝に不安を残す材料となってしまいました。

 

7年振りの優勝へコンディションは良好

 

多少予想はしていましたが、ここまで極端な成績とは思いませんでした。

毎年リーグ突破争いに絡んできたオカダですが、リーグ最終戦に力尽き敗戦しているケースが多いということです。

 

とは言え、常に優勝候補に挙げられるオカダは、リーグ最終戦に強敵と当たる可能性が高く、一概に確率論で括ることは難しいでしょう。

1敗で追走するEVILと対戦済みというのも有利な状況です。

勝ち点で並ぶコブは、まだEVIL戦を残しています。

 

さらに過去9大会中、リーグ最終戦で2回引き分けているというデータもあります。

もし今年の最終戦を前にジェフ・コブより勝ち点が多ければ、最終戦引き分けでも優勝決定戦に進出できるシチュエーションもあり得るということです。

 

今年、レインメーカーを解禁し圧倒的強さを見せるオカダは、コンディションも良くみえます。

近年の中でも最も身体を絞っているので、膝や腰への負担も少ないのでしょう。

何よりも久しぶりとなるIWGP奪還へ燃えているんだと思います。

リーグ最終戦で無類の強さを見せるコブを倒し、7年振りの優勝決定戦に駒を進めることができるのか。

勝率2割の壁を破ることができるか注目したいと思います。

 

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