復帰宣言した柴田勝頼は年に数回しか闘えないと報道

柴田勝頼、ザック・セイバーJr.【撮影:koba】
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国国技館大会で遂に復帰宣言をした柴田勝頼。

スーツ姿で登場した柴田は『1月4日……試合するぞ!以上!』と1・4東京ドーム出場を宣言しました。

 

2017年4月のオカダカズチカとの壮絶なタイトルマッチの末、バックステージで救急搬送され急性硬膜下血腫と診断され緊急手術した柴田勝頼。

長期欠場のまま復帰は難しいとも思われましたが、今年のG1クライマックスシリーズ最終戦で、ザック・セイバーJr.と5分1本勝負のグラップリングルールで闘いました。

実に4年以上振りの復帰になります。

現時点で対戦相手は決まっていなく、ルールも調整中とのことですが、今度はどんなルールで、そして何分間闘うのか気になるところです。

 

両国で復帰宣言したものの、他の選手同様継続してシリーズに出場するのかという疑問も残ります。

バックステージでもこの件に関しては明言を避けました。

『うーーん。まあ、やっぱりいま状態が状態というか。なんだろうな、一つ言いたいのは、俺は死にに行くんじゃなくて、リングに死にに行くんじゃなくて、生きるためにリングに行く。みんな、みなさん心配してくださって、本当にありがたいというか。……俺の状態ってハッキリ言って、俺しかわからないんで、あとはお医者さんともずっと相談して、いまやってきて。って感じですね。ま、あとはルールとかは任せるんで、俺はただ変わらず、プロレスのリングに上がるっていう。新日本プロレスのリングで試合をする、ただその志というか。それは変わらないですね。まあ、長かったですね。4年、5年近くかかって……。ま、前回のエキシビジョンがやっぱり、ちょっと確認じゃないですけど、そういうのもありました。まあ~、ちょっと話はちゃんと詰めて、誰も心配しないようにやっていきたいと思うんで。みんな、みなさんの頭の中で、たぶんけっこう凝り固まった、なんだろうな? 「こうじゃなきゃダメ」みたいのがあるんですけど、俺もさすがに4年、何もしていないわけじゃないんで。何もしていないわけじゃないんですよ、ハッキリ言って。俺の状態って言うのは俺しかわからないし。まあ、見て……見てもらえばいいんじゃないですか』

引用:新日本プロレス

 

海外メディアが柴田の復帰に関して報道

 

一方で柴田勝頼の復帰に関して、海外メディアでは年数回しか試合しないと報じています。

It has been made official. Katsuyori Shibata will return to the ring inside the Tokyo Dome at Wrestle Kingdom 16 on January 4, 2022.

The Wrestler made his “major announcement” at today’s NJPW World Tag League 2021/Best Of Super Juniors 28 finals event from Sumo Hall and Shibata simply said, “January 4, I’ve got a match.”

Speaking to KAMINOGE (translation by @golden_kuma) ahead of his announcement, Shibata revealed he probably only has a handful of matches left in him – likely two matches per year – and he will undergo medical testing before and after every match.

“Carefully. I’d like to talk to the doctor and the company about how often I should wrestle. This is just my feeling, but I probably have only a handful of matches left in me if I’m able to wrestle. A couple of matches per year. Just like the pace of MMA fights. I’ll have medical tests before and after each match. I think I need to improve my physical conditions while seeking for matches/rules that fit it. So the exhibition match at the G1 finals show was a huge step forward,” Shibata said.

(新日本プロレスから公式に発表がありました。柴田勝頼は、2022年1月4日の「レッスルキングダム16」東京ドーム大会で復帰します。

本日、両国国技館で行われたワールドタッグリーグ2021/Best Of Super Juniors 28優勝決定戦で柴田勝頼が「重大発表」を行い、「1月4日、試合するぞ」とだけ発言しました。

発表に先立ち、KAMINOGEの取材に応じた柴田は、恐らく1年間でリングに上がれるのは2試合程度であること、そしてすべての試合の前後に医療検査を受ける予定であることを明らかにした。

『慎重にです。どれくらいの頻度でプロレスをするかは、先生や会社と相談したいですね。これはあくまで僕の感覚ですが、おそらくプロレスができるとしても、年に2、3試合。MMAの試合のペースと同じようにね。試合の前後にはメディカル・テストを受ける。それに見合った試合・ルールを模索しながら、自分のフィジカルコンディションを高めていく必要があると思っています。だから、G1の優勝決定戦でのエキシビションマッチは大きな前進だった』と柴田は語りました)

 

この柴田の発言は雑誌KAMINOGEのインタビューであり、海外メディアがどこまで正しく翻訳できているかは本誌を確認しないと分かりません。

詳しくは先日発売されたKAMINOGEをチェックしたいと思います。

KAMINOGE120「まさか狼煙があがろうとは。

 

柴田の復帰を喜んだ反面、完全復帰へ不安しするファンの声もあります。

負傷箇所が負傷箇所なだけに、ファンの心配は尽きません。

しかし、レスラーの身体はレスラー本人が一番分かっており、再びリングに上がれると自信を持っての復帰宣言だったのでしょう。

それでもリングで闘ってみなくては分からない部分もあると思うので、今いる柴田勝頼は今しか見れないと思い、1・4東京ドーム大会での試合を刮目したいと思います。