4年前にザック・セイバーJr.が語った新日本プロレス

ザック・セイバーJr.【撮影:koba】
雑感




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ベンジを狙う内藤哲也相手に、旋回式ザックドライバーという新技で返り討ちにしたザック・セイバーJr.。

史上最大規模のNEW JAPAN CUP(以下NJC)を制したザックは、次の目標をオカダカズチカの持つIWGP世界ヘビー級王座だと豪語しました。

 

バックステージの殆どで英国シンガーソングライターのジョージ・マイケルについて語ったザック。

2回目の優勝となったNJCですが、4年と状況は似ています。

4年前、初となるIWGP挑戦の相手はオカダでした。

敢えてIWGPとオカダに対して多くを語らなかったザック。

今回どんな想いでオカダとのIWGP戦に臨むか分かりませんが、4年前のタイトルマッチ直前インタビューでは、IWGPに懸ける想いを赤裸々に語っています。

 

ザックが想い描くIWGP

 

4年前のインタビューでは、オカダを指名した理由と、ザックにとってIWGPヘビーのベルトがどんな意味を持つのかという質問に対してご覧の様に語っていました。

ザック『あのベルトが世界で一番だからさ。オカダはあっという間に頂点に登りつめた。それに…嫉妬はしないが、オカダのように短い時間でチャンピオンになりたいと思っている。でも俺が勝てば、オカダ以上のチャンピオンになるだろう。オカダは道場出身じゃないとはいえ、日本人レスラーのウルティモ・ドラゴンの下で育っただろ。もし俺がたった1年でIWGPヘビー級のチャンピオンになったら、俺はイギリス出身の世界を飛び回る、30歳のレスラーで、俺以外にこんなレスラーはいないだろ。つまり、オカダを倒せば、俺が世界一のレスラーだ』

 

4年前、オカダからギブアップを言わせられなかったザック。

実はオカダはこれまで、タップアウトやギブアップ負けしたことが殆どありません。

オカダがタップアウトしたのは2015年の中邑真輔との試合が最後。

約7年間ギブアップしていないオカダをギブアップさせられるのは、ザックしかいないでしょう。

 

ザックはインタビューの最後に、ファンに向けこんなメッセージを残しました。

ザック『俺はプロレス界の常識を覆す男だ。ヴィーガンだし、とてもリベラルな思想を持っている。そして“ライトヘビー級”だ。サブミッションを新しい形で体現している。今までこんなタイプのプロレスラーは他に誰一人としていなかった。今にみんなが俺の真似を始まることだろう。でもオリジナルは、俺だ。

IWGPのベルトが世界最高なのは、新日本が世界一のプロレス団体だからだ。間違いなく、ここで闘っている選手が世界一のプロレスラー達だ。それから、俺の目標はイギリスのプロレス界をもっと大きくすることだ。イギリスのプロレスが世界最高だって信じてる。でも他のどのイギリス人レスラーも、ここまで成功することはできなかった。俺は14歳の頃から世界一のプロレスラーにらなることだけを夢見てやってきた。だから俺がチャンピオンになったら、イギリスで防衛戦をする。これは史上初だ。それからイギリスで新日本の大会をしたい。(中略)

俺がチャンピオンになったら、ストロングスタイルとイギリス式レスリングを融合させる。今のイギリスの若い選手は、W◯Eに洗脳されてるんだ。カメラの前でポーズするばかりのショーだ。となもつまらない。観てて興奮しないだろ。(中略)

ハリウッドもアメリカン・ドリームも、イギリスにはない。小さくて哀しい島国だ。その点ではイギリスと日本は、歴史も文化もすごくよく似た国だと思う。それでも俺はイギリス人として闘うことに誇りを持っている。21歳の時からイギリス人代表として世界で闘っている。だから、俺にはイギリスのプロレス界を救う使命がある

 

イギリスと日本は似ていると語ったザックは、コロナ禍以降もずっと日本で闘い続けました。

もしかしたら、日本にいる外国人レスラー代表として新日本を救う使命を持っていたのかもしれません。

 

世界最高峰の権威を懸けての闘いは、4・9両国国技館大会で組まれることでしょう。

4年前はライトヘビー級と語った身体も、今では立派なヘビー級の肉体です。

母国イギリスを愛し、日本を愛するザックが世界一のレスラーになる日も、そう遠くはないかもしれません。