グレート・オーカーンは過去にも暴行事件を解決

グレート・オーカーン【撮影:koba】
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イプリールフールという日に、女児を救うというニュースで一躍有名人となったグレート・オーカーン。

駅構内で泥酔の男に捕まれ連れ去られそうになった女児を助けたオーカーンは、後日警察署から感謝状が贈られるとのこと。

「オーカーン」はTwitterのトレンド1位になり、プロレスファンだけに留まらず、日本国民にプロレスラーは勇敢というポジティブなイメージを届けることができました。

今、日本で最も有名なプロレスラーと言っても過言ではないでしょう。

 

2020年10月に新日本プロレスを侵略するために現れたグレート・オーカーンですが、一説によると元ヤングライオンの岡倫之ではないかという噂もあります。

真意のほどは分かりませんが、もしオーカーンが岡倫之ならば暴行犯を捕まえたのは今回が初めてではないことになります。

 

2014年の5月、当時新日本の親会社であるブシロードに所属していた岡ですが、新日本プロレスの大会で警備を担当したい日、芸人に暴行する男を取り押さえるというお手柄を挙げていました。

『岩手県滝沢市内でAKB48のメンバーらが襲撃された同日25日に、新日本プロレスの神奈川・横浜アリーナ大会でも“芸人襲撃事件”が起きていたことが発覚した。だが当日、会場の警備を担当していたブシロードクラブ所属の現役レスリング選手・岡倫之(ともゆき=22)が暴漢を取り押さえるお手柄。リオ五輪を目指すレスリング元全日本王者にして「日本最強の警備員」の活躍で、惨劇は未然に防がれた。(中略)

異変を察知した岡は即座に男を羽交い締めにし事態を収拾。「まずはクラッチして、サバ折りにしてもまだ暴れるので、マウントポジションをとりました。『ぶっ殺すぞ!』とか言われましたけど『落ち着いてください』と言い続けました」

 岡は2012年のレスリング・フリースタイル120キロ級全日本王者で、他にも空手、柔道、柔術、パンクラチオンなど様々な格闘技に精通し総合格闘技の道場にも出稽古に行っている猛者。その戦闘能力から「日本最強の警備員」の呼び声も高い。事件を起こした暴漢も相手が悪かったというほかない』

引用:東スポWEB

 

そして、当時の事件をブログでこのように綴っています。

警備が本職ではありませんが、ファンの皆様、出演者並びに関係者の皆様を守る事こそ格闘家の使命だと思いますこれからも皆様が安心して楽しんでいただける様、勤めて参ります。これからも宜しくお願い致します』

 

ヤングライオンの岡が誰よりも正義感が強いレスラーというのは、ファンの間でも有名でした。

グレート・オーカーンの正体が岡倫之かどうかは分かりませんが、オーカーンや岡に限らずプロレスラーは困っている人を助けることができ尊敬に値する人物です。

リング上では命懸けで闘い、リングの外でも困っている方を助けることができる勇気を持ち合わせています。

昔から変な例えで“プロレス”を使われることがありますが、プロレスラーの勇気、正義感が伝わった今回の一件だったのではないでしょうか。

 

これからも活躍の場が増えそうなグレート・オーカーンは、所属団体の新日本プロレスからも表彰されたとのこと。

オーカーンが新日本プロレスを席巻し、日本一のプロレスラーになる日も遠くはないでしょう。