カール・アンダーソンのダブルブッキング問題について、新日本プロレスが遂に公式声明を発表しました。
１１・５大阪大会に来日しない場合、NEVER無差別級王座の返上を要求するというものです。
【お知らせ】
カール・アンダーソン選手が11.5大阪府立体育会館大会に来日を拒否した件に関しまして。
来日しない場合、NEVER無差別級王座の返上を要求https://t.co/qPcXO2f1ps#njpw pic.twitter.com/7CPBYJSrDz
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 26, 2022
１０月４日に１１・５大阪大会でのNEVER無差別級選手権を発表した新日本ですが、日本時間の１０月１１日にグッド・ブラザーズの２人はWWEに登場しています。
海外メディアの報道によれば、WWEと契約したということ。
WWE公式ホームページの選手一覧にも２人の写真があります。
さらにグッドブラザーズの２人はSNSで今回の騒動について新日本側に非があると言い分を残し、『俺たちの時間でなければ行かない』と豪語しました。
この２人の発言に対し、新日本の大張社長がTwitter上で『決定した試合が約束通り行われるよう、私たちは全力を尽くしています』と英語でツイートしていました。
そして、遂に新日本プロレスが更新声明を発表したという時間軸です。
新日本プロレスの公式声明の内容に感じる違和感
カール・アンダーソンの一件について、新日本側の公式声明は以下の通りです。
| ギャローズ選手は、前述の動画内において「新日本プロレスが自分を通さなかったせいで、ダブルブッキングになってしまった」と主張していますが、新日本プロレスではアンダーソン選手に適正なルート、適正な時期にオファーを行っており、本人から承諾を得た上で、タイトルマッチの発表を行っています。 また、アンダーソン選手は「11月5日の（大阪）大会には、俺たちは行かない。行くタイミングは俺たちが決める」と来日を拒否する発言を行っています。 新日本プロレスでは、アンダーソン選手に説得を試みましたが返答がないため、11月5日大阪大会に来日せず、 会社側と同意したタイトルマッチを反故にした場合には、会社にNEVER無差別級王座の返上、同ベルトの返還を速やかに行うことを要求いたします。 最後になりますが、今回の件に関して、ファンの皆様にご心配、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございません。 引用：新日本プロレス |
公式ホームページに記載されている内容を見る限り新日本側に非はないと思われますが、一部違和感を感じる記載がありますた。
赤字で色付けした部分です。
アンダーソンらがこの新日本プロレスの公式声明を確認し、１１・５大阪大会に参戦改めて参戦することを表明すれば問題はないでしょう。
仮に参戦を拒否することを新日本側に事前に伝えれば、当日のカードも変更することができます。
では、当日までアンダーソンから返事がなかった場合はどうするのか？
新日本の公式声明には１１月５日に来日しなかった、NEVERのベルト返上と変換を要求すると記載しています。
もし当日まで来日が確認できなかったら、それまでタイトルマッチの変更や中止も発表しないということでしょうか？
この声明では返答のタイムリミットがあやふやです。
本来なら当日のカード変更は避けたいところでしょう。
しかし、現状明確な期限は試合当日である１１月５日です。
そこまで待つということでしょうか…
対戦相手のヒクレオのモチベーションも心配です。
今後、アンダーソン側の対応次第で状況は目まぐるしく変わるでしょう。
そして、新日本プロレスが公式サイトで“WWE”、“RAW”、“サウジアラビア大会”などWWEの情報を掲載しているのも気になります。
まだまだ何か起こりそうな予感しかしない状況ですが、当事者の動向は注視しようと思いますね。
