鈴木みのるがROH世界TV王座戴冠までの舞台裏

鈴木みのる【撮影:koba】
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AEWの社長であるトニー・カーンが新オーナーとなった新生ROHの4ヶ月振りのPPVショー「Supercard of Honor 2022」。

この大会に参加した新日本プロレスの鈴木みのるですが、タイトルマッチを制しROH世界TV新王者に輝きました。

 

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気付いているファンもいると思いますが、ROHのベルトを奪取した同日、鈴木みのるは新日本プロレスのアメリカ大会にも出場しています

日本時間で言えばどちらの大会も4月2日の午前中です。

新日本とROHの両大会に出場した鈴木みのるですが、どうやって出場したのか。

この日の舞台裏と、一部試合のネタバレを含め説明したいと思います。

 

同じテキサス州で行われた両大会

 

実は両団体の大会は、同じテキサス州で行われていました。

新日本プロレスの「LONESTAR SHOOTOUT」はテキサス州ダラス。

ROHの「Supercard of Honor 2022」はテキサス州ガーランドで行われていました。

距離にして約23キロ、車移動なら20〜30分といったところでしょうか。

 

新日本のダラス大会は日本時間の午前7時に試合開始。

鈴木みのるは第3試合で元W◯Eの大物キラー・クロスと対戦しています。

自分より一回りも大きい相手に真っ向勝負の殴り合いを仕掛け、最後は高いのエルボーがクリティカルヒットしそのままゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪いました。

さらに第5試合に行われた石井智宏とクリス・ディッキンソンの試合後に登場し、石井を挑発。

この時点で午前の8時40分ぐらいでした。

 

恐らく、この直後ガーランドに移動したものと思われます。

ROHの試合に登場したのは、10時40分くらい。

つまり、キラー・クロスとのシングルの2時間後にタイトルマッチに挑んだということです。

 

さらに凄いのは前日は「GCW Josh Barnett’s Bloodsport 8」でディッキンソンとの試合と「WrestleCon」の大サイン会に参加。

ROH TV王座を獲得した日は、トリプルヘッダーだったと鈴木みのる本人が語っています。

ハードスケジュールの中、1日の間に違う大会に参加しベルト奪取してしまうとは、プロレス王というよりむしろ化け物と言った方が正しいかもしれません。(勿論良い意味で)

 

現地時間の16日のシカゴ大会「Windy City Riot」では、石井智宏とのシングルマッチも決定しました。

恐らく、その前後にも様々な団体からオファーがあり、会場では『風になれ』の大合唱を巻き起こすのでしょう。

プロレス王のアメリカ侵略はまだまだ続きます。