海外メディアにより一斉に報じられたKUSHIDAのWWE退団報道。
日本でも19日正午頃から話題になり、ツイッターのトレンドにも上がっていました。
WWEの公式ホームページではKUSHIDAの名前は「WWE ALUMNI(WWE卒業生)」欄に移っており、退団は事実と言えます。
KUSHIDAはいつ、どこに復帰するのか?
3年間に渡りWWEで活躍し、NXTクルーザー級王座も獲得したKUSHIDA。
念願のWWE挑戦が3年という期間が短いのかどうかは分かりませんが、KUSHIDAのキャリアにおいて決して無駄な時間ではなかったでしょう。
KUSHIDAのWWE挑戦が幕を閉じた今、気になることが2つあります。
1つ目はWWEリリース時に生じる90日間のプロテクト期間の有無です。
通常団体からリリースされた場合は、90日間他の団体に上がれないという契約が発生します。
この件に関し海外メディアは、リリースではなく契約満了による退団と報じています。
The former Cruiserweight champion is gonehttps://t.co/lKSGgTvNMw
— Cultaholic Wrestling (@Cultaholic) April 19, 2022
Fightful Selectは、元WWEクルーザー級王者のKUSHIDAが退団したことを伝えています。 この報道によると、今回の退団はKUSHIDAの契約満了によるもので、リリースではないとのこと。WWEが彼に新しい契約を提示したかどうかについては不明です。 引用:Cultaholic Wrestling |
KUSHIDAが契約満了でWWE退団ならば、プロテクト期間は存在せず、すぐにでも他の団体で活動することができることでしょう。
そして、もう1つの気になることとは、今後の活躍の場がどの団体かということです。
このまま海外を拠点にし、AEWやインパクト・レスリングに上がるのか。
それとも日本に戻り、新日本や他の団体に上がるのか…
これに関してはレスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが独自の見解を示しています。
“He is done. His contract expired, it was not a secret that he wasn’t going to stay. I know in WWE the belief is that he starts with New Japan in June. That’s what they believe and it’s probably the case.”
『彼(KUSHIDA)は終わった。彼の契約は満了しましたし、彼が残らないことは秘密裏にはされませんでした。WWEは、彼が6月に新日本でリスタートするという信念があることを知っている。それは彼らが信じていることであり、おそらく事実だろう』
Kushida reportedly returning to New Japan following WWE exit https://t.co/92Ds9m8SQ5
— Cageside Seats (@cagesideseats) April 19, 2022
KUSHIDAの新日本プロレス復帰と、その時期が6月という報道は様々な海外メディアが報じていますが、出どころは基本一緒です。
情報というより個人の見解に近い内容ですが、KUSHIDAの夢であった『世界で活躍したい』という想いが今も変わらないなら、選択肢は新日本かAEWになるのではないでしょうか。
新日本ではIWGPジュニアヘビー級王座を6度戴冠。
ジュニアタッグ王座を2度、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)も2度優勝し、新日ジュニアのレベルを引き上げた立役者です。
この成績だけみると新日本でやり尽くした感はありますが、ジュニアがビッグマッチでメインを飾るという夢は成し遂げていません。
KUSHIDA退団以降に、BOSJの優勝決定戦が両国国技館や日本武道館で開催されるようになりました。
これに対しては嬉しさと悔しさが半々でしょうが、今KUSHIDAが新日本に戻れば、ジュニアのタイトルマッチが東京ドームのメインを飾ることも夢ではありません。
また、元ライバル達にとってもKUSHIDAの新日復帰は嬉しいニュースになると思います。
2019年の1月7日に新日本プロレス退団会見を行ったKUSHIDAは、同月の29日に壮行試合を行いました。
結果、ライバル視していたBUSHIもエル・デスペラードもKUSHIDAと闘うことなく見送る形となっています。
KUSHIDA退団から3年が経ち、新日ジュニアも大きく変わりました。
NJPW STRONGでは世界のクルーザー級の選手が多く新日マットに上がっています。
今の新日本ならKUSHIDAも夢の続きを見ることができるでしょう。
WWEを退団したKUSHIDAの現在ですが、実はTwitterアカウントが削除されています。(Instagramのアカウントは残されています)
Twitterで検索しても『問題が発生しました』と表示される以外、何も写りません。
恐らく次の団体に上がる準備の為、本人が意図的に削除したのでしょう。
Twitterアカウントは30日以内なら復活させることが可能です。
つまり、KUSHIDAは30日以内に新たなアクションを起こす可能性があるということでしょう。
6月に新日復帰するという報道にどれだけ信憑性があるか分かりませんが、新日本ではBOSJの優勝決定戦が行われる日本武道館大会があり、ビッグマッチである大阪城ホール大会「ドミニオン」を控えています。
果たしてKUSHIDAは、どの未来に戻るのか…