ジェイ・ホワイトがサンノゼ大会で敗北し新日本プロレス追放へ

ジェイ・ホワイト【撮影:koba】
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、サンノゼ大会でのスペシャルシングルマッチが「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」に変更になったジェイ・ホワイト対エディ・キングストンの一戦。

しかも事の発端が海外プロレスメディアから、かなり珍しいパターンと言えます。

ラジオ番組「Wrestling Observer Live」に電話出演したというジェイとキングストンは、挑発し合った結果今回の新日本追放マッチに同意。

アメリカ・サンノゼで大会が行われ、前日には現地で記者会見、事の発端も海外メディアという、まさしくアメリカ仕様の新日本プロレス興行と言えます。

NJPW STRONGの進化が凝縮されたサンノゼ大会となりそうです。

 

2月17日午前に決定したジェイ・ホワイトの「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」ですが、時間軸で見るとまた違う側面が見えてきます。

1月5日のNEW YEAR DASHでヒクレオに敗者日本追放マッチを要求したジェイ。

1月10日に新日本公式から「ルーザーリーブ・ジャパンマッチ」が発表され、2月11日に大阪大会でジェイとヒクレオの一戦が行われました。

 

一方でジェイとキングストンの試合が組まれたのは、1月15日に配信されたNJPW STRONG。

この配信で舌戦を繰り広げた2人は、サンノゼ大会で一騎討ちすることになりました。

1月19日に公式からシングルマッチが正式に発表となりましたが、ちなみに2人が舌戦を繰り広げた大会は、昨年12月11日にハリウッドで行われたVermont大会「NEMESIS」。

つまり、ヒクレオとの「敗者日本追放マッチ」が決定する前に、ジェイとキングストンの因縁は昨年から勃発しており、サンノゼ大会でのシングルマッチは12月11日時点で内定していたということです。

 

2月11日の「ルーザーリーブ・ジャパンマッチ」あっての今回の「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」だと思いますが、もしヒクレオとの「敗者日本追放マッチ」を挟んでいなかったらと思うと、サンノゼ大会での新日本追放マッチも違う景色に見えていたのでしょう。

ジェイが新日本を去ってしまうのではというムードの中、運命の一戦はどんな結末になったのか。

ここからはPPV生配信のサンノゼ大会の試合速報になります。

 

「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」の結末

 

試合前にバレットクラブメンバーがセコンドに入ることを禁止とアナウンスされた「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」。

アナウンス通り、ジェイのセコンドに付くバレクラメンバーはなし。

試合開始前の余裕は、試合が始まるとキングストンが圧倒し試合を進めました。

この様子を見ていた解説の柴田勝頼も、ジェイが負けるんじゃないかと言及します。

珍しく全身全霊のラリアットを見せると、感情を露わにするジェイ。

キングストンの逆水平チョップに、同じ技で返すジェイ。

レフリーが見てない隙を突いて急所攻撃からブレードランナーを放つも、キングストンは転がって場外に逃げることに成功。

劣勢が続いたジェイでしたが、最後はキングストンのノーザンライトボムで敗北。

信じられませんが、これでジェイ・ホワイトは日本に続き新日本プロレスを追放となりました。

ただし、これで素直にジェイが新日本を去るとは思いません。

 

【追記】

試合後、ジェイがマイクを握ると、背後からデビッド・フィンレーが強襲。

 

マイクでジェイを罵倒したフィンレーは、現地ファンから大ブーイング。

もしかしたら、ジェイが本名のジェイミー・ホワイトに戻り、フェイスターンして新日本に戻ってくるのかもしれません。

逆にバレットクラブの新リーダーにフィンレーが付く可能性も考えられます。