最前列の価格は20万円!来年のレッスルキングダム東京ドーム大会のチケット概要発表

後楽園ホール大型ビジョン【撮影:koba】
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のNJPW STRONG後楽園ホール大会で発表された、来年の東京ドーム大会。

例年通り1月4日に開催されることが発表になりました。

そして昨日、チケット概要も発表になっています。

 

オフィシャルファンクラブ先行は7月25日(火)より受付開始、ローソンチケット特別先行は8月22日から、一般販売開始は8月29日からになります。

驚くべきはその価格です。

昨年、ロイヤルシートが最前列チケット(6万円)と2〜5列目(5万円)に分かれましたが、今年は【最前列】【2列目】【3列目】とさらに細分化されました。

価格はなんと最前列が20万円

2列目は12万円、3列目が8万円と前3列がロイヤルシートの中でも別物扱いとなっています

4列目以降のロイヤルシートは昨年から5千円増の5万5千円、それ以外の席は微増といった感じです。

 

昨今、様々な分野、材料、商品が値上がりしており、チケット代が前年より高いことは当然の結果だと思います。

また、ロイヤルシート席の細分化も最前列を選んで買いたいファンにとっては嬉しい選択肢でしょう。

年間最大興行である東京ドーム大会である以上、最前列は誰でも買える値段に設定しなくても良いという考えです。

 

一方で、20万円という高額の金額には正直驚きました。

東京ドーム大会の最前列に見合う価値かもしれませんが、限られたファンしか手が届かない金額でもあります。

 

実は新日本プロレスの大張社長がメディアへのインタビューの中で、22年度(6月から翌5月)の売上が史上2番目の数字だったのに対し、利益面ではギリギリ黒字であるのとを明かしていました。

大張『会場内売上は恐ろしいことに2ケタ億円落ちたんですけど、会場外のビジネスで、その7~8割くらいはカバーできるところまで来ています。前述の通りで、売上規模で見れば、6月で終わる今期は50年の歴史の中で、おそらく2番目の規模になると思います。ただ、チケット収益というのは固定費ビジネスで、それをカバーした後は、ほぼ全て利益になるわけですよね。動員減というのはその一番利益が出る部分だけがごっそり抜けてしまうわけで、利益面でいうと、やっと黒字化に手が届くというレベルです

引用:プロレスTODAY

 

例えば、目に見える強化部分でいうとNJPW WORLDの動画配信の量でしょう。

AEWとの提携を発表し、AEWダイナマイトとランペイジを日本語実況付きで配信しています。

この動画の配信料と、実況者の人件費、さらには日本語字幕の翻訳代は、全て今までになかった経費です。

 

コロナ禍の中、新しいビジネスモデルを構築し売上をコロナ禍前に戻しつつある新日本。

一方で利益が減っている以上、赤字決算にならないためにも最も価値のある商品には、利益率の高い価格を設定する必要があるのでしょう。

ビッグマッチで最前列のチケットから完売になるのは、プロレス興行の特徴です。

果たして、今回の20万、12万、8万のチケットが完売するかどうか要注目です。