エル・デスペラードが『自分を何かの原石だと思っていた』と過去の自分を語る

エル・デスペラード【撮影:koba】
DDTプロレスリング




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ジュニアにとってオフシーズンとなるこの季節ですが、様々な禁断の扉を開き多忙な日々を探すエル・デスペラード。

これまで蒔いた種が遂に芽が出始め、様々なドリームマッチが実現しています。

その最たる例がDDTの佐々木大輔とのシングルマッチ実現でしょう。

新日本とDDTだけは交わることはないと思っていましたが、デスペラード単独ではあるもののDDTのリングに上がりシングルマッチが実現しました。


DDTのリングに上がるという異例の試合を実現させたデスペラード。

試合後、饒舌にマイクパフォーマンスを敢行すると、バックステージでは珍しく過去の自分について語り始めました。

デスペラード『実際、身体能力が凄い人、普通の人じゃできないバク宙の回数だったり、体さばきであったり、そういう方向の身体の才能だよね。才能っていうと逃げになっちゃうからあんまり言いたくなかったんだけど。

正直俺は持ってない。失礼かもしれないけど佐々木さんも持ってない。持ってないんじゃなく出してないだけかもしれない。

でも毎日磨けば、ただそこら辺の石ころでも輝けるでしょ。俺はそういう方向でしか自分を磨かなかったけど。昔ダメだった時は自分を何かの原石だと思っていた、思っていたかった

けど、そういう方向じゃなかった。でも、逆に俺はこういう方向で良かった。佐々木さんみたいなロジカルな人とやってて最高に楽しい。

言い方が合ってるかどうか分からないけど、これはパズルに近いんだよね。身体を使った。一瞬、一瞬の閃きと、それまで培ってきた組み合わせ。だから俺はたくさん練習してる。多分あの人も練習してきた。今もしているかもしれない。でもあの人は言わない。そういう人とやるのは最高に楽しい。

デタラメな身体能力に突っ切った人とやるのも最高に楽しいんだけどさ、磨いた技術でどこまでできるか、そういう削り合い、磨き合いが最高に楽しかったです。またやりましょう』

引用:DDT ProWrestling

 

2014年1月に新日マットでデビューを果たしたデスペラード。

当時、IWGPジュニアヘビー級王者だった飯伏幸太とタイトルマッチをしたり、タッグを組んでIWGPジュニアタッグ王座に挑んだり、華々しいデビューを飾っていました。

反面、人気と結果が出るまで時間がかかったレスラーでもあります。

本人が過去何度もインタビューで語っていますが、劣等感やコンプレックスの塊であり、理想と現実の狭間で迷い続けていただろうデスペラード。

今回のバックステージでは『昔は自分を何かの原石だと思っていた、思っていたかった』と昔の“ならず者”を赤裸々に語っていました。

新日本であまり口にしないような話しが出たのも、佐々木大輔という存在が同じ匂いのするレスラーだったのかもしれません。

 

多忙な日々を過ごすデスペラードの次なる闘いは、佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」で全日本プロレスを主戦場とする佐藤光留とシングルマッチで闘います。

全日本のリングではなく自主興行に出るというのも異例のことでしょう。

開催は8月26日土曜日、チケットはパイルドライバー原宿店などで絶賛発売中です。

詳しくは下記ツイートのリンクをご覧ください。