大合唱をやり遂げた内藤哲也がバックステージで周囲の“雑音”に反論

内藤哲也【撮影:Koba】
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れ程までにドラマティックなエンディングは早々ないでしょう。

4年前、1・4東京ドーム大会のメインイベントで勝利した際はKENTAに邪魔され最後までデハポンの大合唱ができなかった内藤哲也。

4年越しの夢はSANADAを破ることで舞台を整えたものの、試合後現れたEVILとディック東郷の急襲により、またしても大合唱ができない状況に陥ります。

大ブーイングの中、絶望のどん底に落ちたファンを救ったのはSANADAでした。

内藤のデスティーノで敗れたSANADAは、最後の力を振りしぼりEVILと東郷を迎撃。

大合唱のお膳立てを整えた元パートナーは、『ユニットは変わったけど、いま、俺がマイクを握っている。これは、お前のおかげだよ。グラシアス』と内藤に感謝され、花道を後にしました。

 

東京ドーム大会のメインイベントでの大合唱という最大の夢を実現し、内藤もファンもやり切った感があったでしょう。

物語のエンディングを迎えたような、達成感を感じたファンも多いはずです。

昨年、メディアに対し『(引退という2文字が)もう完全に見えてます』と語った内藤。

コンディションを考えると、近い将来本当に引退なんて言葉を口にするのかもと思いました。

しかし、周囲の雑念を感じただろう内藤は、雑音をかき消すようにまだまだやりたいことがあることを主張しました。

内藤『ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱、だったんだけどね。ノドが、声が枯れてしまって、今イチ、思いきり叫べなかったよ。いいところまで行くけど、でもやっぱどうしても、うまくいかない。それが俺らしいなって、思っちゃいましたよ。でも、ずっと目標にしてた東京ドームでの大合唱が実現できてうれしかったし、大合唱ができた瞬間、また次の目標ができましたよ

VTRにも流れてたけど、俺はマツダスタジアムで試合がしたいな。マツダスタジアムで、広島のお客様と一緒に大合唱したいな。あと、俺の地である東京都足立区にある東京武道館でも試合と大合唱したいし、俺がデビューした地、草加市スポーツ健康都市記念体育館でも、試合、そして大合唱がしたい。まだまだ俺にはやりたいことがありますよ。「今日、東京ドームで大合唱したら、内藤は終わってしまうんじやないか」?そんなの、余計なお世話だぜ、カブロン

引用:新日本プロレス

 

バックステージで次の目標ができたことを語り、ドームでの大合唱をしたからといって終わりではないと反論した内藤哲也。

世代交代が進む中、カリスマである内藤の代わりがいないのも事実です。

まだ夢を見せてくれるのなら見続けたいと思うばかりですが、永遠には続かないと分かっている現実もあります。

一瞬一瞬を大事にする必要があると改めて感じた東京ドーム大会でした。