『WORLD TAG LEAGUE2018』(以下WTL)のリーグ戦と同時に行われている、棚橋弘至とオカダカズチカのドリームタッグ。
残念ながらバレットクラブ相手に未だ勝ち星を挙げれていませんが、一戦一戦良くなる連携にファンも期待しているはずです。
棚橋「さすがに、4連敗はやばいよね。焦ってきたよ」
“夢合体”カルテットがまたもや敗戦!!
ジェイ・ホワイトの猛威が止まらない…!!
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むしろ負けが続く状況に、試合をする選手の方が“がっかり”していることでしょう。
過去2戦のオカダは試合後ジェイのブレードランナーでノックアウトされましたが、12・2大阪大会では現在の心境を聞くことができました。
『だいぶ、いい感じだったんじゃないでしょうか。
まあ、棚橋、オカダ組……ひとつ、僕が冷静にならなきゃダメだな。
ジェイに対して、冷静になって、とことん棚橋弘至、アンタを利用させてもらって、もっともっと上に行かしてもらいます』
引用:新日本プロレス
皆さんはこのコメントを見て何を感じましたでしょうか?
棚橋との夢のタッグが発表された時は、期待しないで下さいとは言いつつもジェイのことをボコボコにしてやるって言ってましたよね?
それが…
“だいぶ、いい感じだった”……?
3回連続負けて、これが初めてのコメントです。
第一声は“悔しい”という感情を口にするのかと思ってました。
もしくは“これで勝ったと思うなよ”などの負け惜しみ。
なぜ、ジェイに勝っていないのに少し満足したかのようなコメントが言えるのか…
それに“棚橋を利用する”発言もどうでしょう?
これって、ジェイに勝ってから使う言葉なのではないでしょうか。
棚橋&オカダの夢のタッグに期待したファンは多いでしょう。
そのタッグにKUSHIDAとロッキーが加わり、最も贅沢なカルテットを目の当たりにできているのかも知れません。
そんなタッグチームが結果を出せていないんです。
次こそ倒してやるって意気込みを聞きたかったのに…
以前、このブログで『内藤にあってオカダにないもの?チャンピオンに足りないもの』という記事を書きました。
勝ち続けるチャンピオンにブーイングが起きる。
ファンは新しいチャンピオンが見たいという気持ちもあったでしょうが、オカダには何かが足りないんだと思っていました。
今回またひとつ足りないモノが見つかったのではないでしょうか?
オカダに足りないモノとは…
“闘争心”
どうしても勝ちたいなんて気持ちが無くても、強すぎる故に負けなかったオカダ。
いつしか闘う相手より、自分の止める相手を求めていたのではないでしょうか?
勿論、闘争心が無いとは言いません。
タイトルマッチで見せる気迫は、闘争心そのものです。
でもジェイに負けた後や、タッグマッチで負けた後のコメントに負けた悔しさは感じないんです。
『Road to POWER STRUGGLE』の時は、あんなに怒りを露わにしていたのに…
あの怒りさえ闘争心に昇華されることはなかったのでしょうか。
私はもっとオカダの本音を聞きたいんです。
棚橋を利用する発言や、余裕のあるコメントじゃなくて。
今、語る言葉が本音でしょうか?
前哨戦で勝って、リングの上でマイクを握って上から目線のオカダの言葉を聞きたいんです。
『ジェイ、残念だったな…
お前は俺に絶対勝てないんだよ。
なんでか分かるか?
(小さな声で、でもハッキリとした口調でカッコつけながら)
レ・べ・ルが違うんだよ、バカヤロウ』
こんなセリフが聞きたいんです。