国内より海外か?新日本の海外戦略強化が国内戦略の切り札となる理由

雑感



始まるアメリカ本格進出。

海外でのビッグマッチは他団体の力も借りてきましたが、今後は自力での興行成功を目指します。

つまり、これからが本当の意味での勝負になるでしょう。

 

急遽行われた会見では、新日本プロレスの完全子会社となるアメリカ法人を作ると発表されました。

事前に会見が行われるアナウンスだけあり、SNSでは様々な憶測が流れ不安に思ったファンも多かったことでしょう。

結果的に予想外なニュースで、ポジティブに受け取ったファンもネガティブに感じたファンもいたと思います。

 

様々な意見があると思いますが、私は海外戦略が成功し新日本プロレスが世界規模で人気を獲得することは、間接的に国内戦略を活性化させることに繋がると思っています

 

会見の概要を説明する前に、今回の発表で最も安心したニュースがありました。

それは…

メイ社長が日本オフィスに残留したということ

オランダ人であるメイ社長は英語も含めた6ヶ国後が堪能と言われており、アメリカ法人を作るなら誰よりも適任であったはずです。

 

今回設立される「NEW JAPAN Pro-Wrestling of America Inc.」は新日本の完全子会社であり、親会社の社長が子会社に行くということは考え辛いですが、それでも日本に残る選択をしてくれたことは感謝しかありません。

誰よりもファンの声に耳を傾けて、今まで見逃されていたこともコツコツ改善し、試合会場にも訪れ無料の撮影会もこなして来ました。

今後もファン目線で、新日本をビルドアップしてくれるでしょう。

 

会見であったアメリカ法人については、菅林会長とアメリカ法人の大張CEOがご覧の様に説明しています。

 

▪︎来年のアメリカ興行は今年の倍くらい

▪︎国内興行は減らさない

▪︎アメリカ興行はNJPW WORLDでも放送予定

▪︎LA道場での選手育成、トライアウト、選手発掘の強化を図る

 

今まで日本でやってきた地域密着を、今度はアメリカで行うということでしょう。

あまり日本の興行に参加出来なかったら選手も、多くの出場機会を得ることになると思います。

 

 

少し変わりますが、日本で行われているラグビーW杯で「にわかファン」の重要性が話題になっています。

 

ラグビーはサッカーや野球に比べれば、まだまだマイナースポーツです。

今回のW杯で初めてラグビーを見た方、初めて観戦された方も多かったと思います。

 

それでも準々決勝が行われた南アフリカ戦は、テレビの平均視聴率が40%を突破しました

これは日本でW杯が行われ見易い環境による利便性、日本の快進撃が続いたという話題性、初めて観たラグビーが面白いと分かった新たな発見が相乗効果を生んだ賜物でしょう。

前回大会のW杯で「世紀の番狂わせ」と呼ばれた日本代表の活躍も、今回の人気に繋がったんだと思います。

 

これだけ盛り上がりを見せたラクビー日本代表ですが、新日本プロレスもいくつか共通点があります

 

利便性

新日本はNJPW WORLDでライブ&オンデマンド配信を行い、日本中どこにいても試合を見れる利便性があります。

興行も日本全国で行い、北は北海道、南は沖縄と都道府県の至る所で誰でも見ることができるでしょう。

 

実は私の故郷である会津でも、5年振りに新日本プロレスがやってきます。

目新しいイベントがない地方都市において、貴重な機会となることでしょう。

 

新たな発見

プロレスはラグビー以上にマイナーなコンテンツです。

しかも、まだ見たこと無い方に限って、イメージが悪いことが多々あります。

 

しかし、初めてプロレスを見た方は思い描いていたイメージとの乖離に驚愕することでしょう。

プロレスラーはカッコよく、リングの上で行われる激闘は他のスポーツの感動に勝るとも劣らない魅力があります

 

話題性

プロレスの興行を見に行くというイベントは、まだ観戦したことのない方にとっては敷居が高いかもしれません。

バラエティー番組等のテレビへの露出も増えてきた昨今、プロレスラーを見たことはあってもプロレスを見たことのない人の方が断然多いでしょう

話題性や流行っているという噂が無い限り、会場まで足を運ぶ方は少ないと思います。

 

 

新日本プロレスには、誰でも見れる利便性と新たな発見に繋がる魅力はありますが、プロレスを見たことない方へ響く話題性は足りません

では、プロレスを見たことない方の心を動かす話題性とは何なのか?

 

それは…

プロレス人気の逆輸入

 

世界中で新日本プロレスの魅力と人気が話題になれば、その情報も当然日本のメディアで取り上げられるでしょう。

新日本を退団し世界で活躍する中邑真輔が、大手企業の広告塔に使われたことを考えれば、日本人にとって逆輸入というキーワードが効果的であることが分かります。

 

プロレスに関心のない方がプロレスに興味を抱くには、何かしらキッカケが必要です。

海外からプロレス人気が逆輸入されれば、プロレス会にももっと「にわかファン」が増えるのではないでしょうか。

 

一長一短では実現しないことですが、これからの海外戦略が実を結び、「世界で大人気の新日本プロレス」というニュースがお茶の間を賑わす日が来ると信じています。

その時は、海外戦略も意味があったと思われることでしょう。