飯伏幸太が人前でパフォーマンス出来なくなると諦めかけていたことを語る

飯伏幸太【撮影:koba】
雑感




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月末、海外でマイク・ベイリー相手に復帰戦を果たした飯伏幸太。

2021年10月21日に負傷した以来となるので、実に525日振りにファンの前でパフォーマンスしたことになります。

海外で2試合行いましたが、今後の試合出場はまだ決まっていません。

日本国内のイベントは開催しているようですが、次の試合がいつ、どこで行うのか注目が集まります。

 

今現在は日本に帰国している飯伏ですが、アメリカでの復帰戦を振り返る動画を自身のYouTubeチャンネルにアップしました。

動画の前半で復帰戦を語った飯伏ですが、後半では1年5ヶ月の間、公の場でパフォーマンスを披露することが出来ず、人を喜ばすことが出来なくなるかもと諦めかけていたことを語りました。

飯伏『やっぱフラッシュバックするのね、いっぱい。

1年5ヶ月、細かく言うと。あんまり前のこと思い出すということはことはないんだけど。一瞬やっぱりどうやってリングに立っていたかなとか、どうやって入場していたかなっていう感覚を取り戻そうと思うがために、思い出さないといけないから思い出したのね。

そうしたら、何回かトイレに行ったはずなんだよ。急に、頻尿だ頻尿だって言ってトイレ行ったはずなんだよ。

あれね、涙が止まらなかったんだよね。

苦し過ぎたよね。

1年5ヶ月、閉じ込められたみたいな感じだから、人前でパフォーマンス出来ないのかな。自分のカラダでは人を喜ばすことは出来ないんだろうなって途中で思ってたから、涙が止まらなくなって

正直、恥ずかしいからトイレ行ってくるって、頻尿だって、トイレ行ってたんだけど、実際は泣いちゃったね…泣いちゃったね。うん』

引用:飯伏幸太YouTubeチャンネル

 

諦めかけていたことを思い出し、復帰戦直前に涙を流していた飯伏。

『苦し過ぎたよね』という言葉が、一ファンとしても非常に心苦しく、胸に鋭く刺さりました。

復帰戦を直前にして涙が止まらなかったなんて、切な過ぎます。

 

今から1年5ヶ月前を遡れば、G1クライマックスの優勝決定戦で負傷し欠場していたときです。

負傷から2ヶ月経ったクリスマスの日に、飯伏は新日本の闘魂ショッピングに出演しています。

配信ではあるものの、多くのファンの前でパフォーマンスしたあの配信が1年5ヶ月前です。

 

翌年の3月に行われたJUST TAP OUT後楽園ホール大会で、TAKAみちのくのセコンドとして公の場に登場した飯伏。

この行動が契約違反となり結果新日本プロレスを退団することになりましたが、契約期間の2023年1月末まで試合出場することもファンの前でパフォーマンスすることも出来ず苦しい時間を過ごしたのでしょう。

新日本の関係者への批判や暴露ツイートは心無いファンにスクショされ、ツイートを削除しても閲覧できるようにブログにまで貼られ、一部のファンにさえ裏切られる状況でした。

 

『人前でパフォーマンス出来ないのかな、自分のカラダでは人を喜ばすことは出来ないんだろうな』という発言は非常に重い言葉です。

諦めない、後悔はないが信条の飯伏が、心折れかけていた時期があったとは、非常に悲しいことです。

 

今現在、再びトップパフォーマンスに戻すべく、負傷したキッカケとなったフェニックススプラッシュの練習も再開しました。

来年はデビュー20周年となる記念すべき年ですが、飯伏ならまだ出来るし、まだまだ出来るでしょう。

飯伏の味方となるファンはたくさんいます。

国内のリングでも元気な姿が見られることを、楽しみに待ちたいと思います。