新日本プロレスから残念なニュースのアナウンスがあったのは、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア27(以下BOSJ)開幕まで残り3日となった11月12日昼下がりです。
前シリーズの試合で右膝を負傷した金丸義信ですが、正式にBOSJ欠場が決まりました。
【お詫びとお知らせ】
金丸義信選手が右ヒザ負傷のため、『SUPER Jr.』を全戦欠場。代打として上村優也選手が出場へhttps://t.co/bNADiQCsbT#njbosj #njpw #新日本プロレス pic.twitter.com/me1Uc6kN5l— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 12, 2020
11・1後楽園ホール大会でIWGPジュニアタッグのベルトを防衛した金丸は、最も調子が良いBOSJ出場選手と言っても過言ではなかったでしょう。
今年のBOSJは1リーグ制の総当たりだっただけに、エル・デスペラードやDOUKIとの同門対決も注目されていました。
優勝候補の一角とも言える実力があっただけに、多くのファンが残念がったことでしょう。
しかし、残念なことばかりではありません。
金丸の穴埋めに選ばれた選手は、BOSJ出場を期待されていたヤングライオンの上村優也です。
かねてからBOSJ出場を熱望していた若獅子が、土壇場でチャンスを掴み取りました。
【『SUPER Jr.』出場選手変更のお知らせ】
金丸義信選手の代替選手として、上村優也選手が初出場!
大会へ向け、コメントを発表!!
※コチラから!
⇒https://t.co/wE3olZTVKR#njbosj #njpw pic.twitter.com/DREmndNKMW— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 12, 2020
上村優也のBOSJ初出場に期待が高まるばかりですが、金丸欠場でどうしても心残りがあります。
それはジュニアタッグのパートナーであるエル・デスペラードとの対戦です。
当初は11・20後楽園ホール大会で試合が組まれていた注目の同門対決。
この日はロスインゴの同門対決「高橋ヒロム vs BUSHI」の一戦も組まれており、リーグ前半戦の山場とも言える大会でした。
チケットも当然SOLDOUT。
金丸とデスペラードの公式戦を楽しみにしていたファンも多かったことでしょう。
BOSJで組まれなければ、基本実現しない一戦です。
実は2人、BOSJの公式戦で1度だけ対戦しています。
私の記憶では、新日本で2人の対戦が実現したのはこの1度きり。
それ以外で言うと、2016年のTAKA&タイチ興行でスーパーJカップの出場権を賭けて、鈴木軍の4人で1DAYリーグ戦を闘っています。
恐らく、現時点で2017年のBOSJ公式戦が2人の唯一のシングルマッチ。
まだファン歴の浅い方、見落としているにとっては朗報でしょう。
なんと両者共に優勝決定戦進出の可能性を残した状態で、2人の公式戦がリーグ最終戦で実現しました。
BEST OF THE SUPER Jr.24 2017年6月1日 愛知・名古屋国際会議場・イベントホール 第5試合 「BEST OF THE SUPER Jr. 24」Bブロック公式戦 金丸義信 VS エル・デスペラードhttps://t.co/gIdpsm3kGk
— artnjpw (@artnjpw) November 12, 2020
※上記にNJPW WORLDのリンク貼っています
今思えば伝説の一戦とも言える試合でしょう。
デスペラードはセコンドにTAKAみちのくを、金丸はセコンドにタイチを引き連れて入場です。
勝点3を求めて真剣に闘った両者。
介入あり、場外乱闘ありの荒れた試合となりましたが、試合終盤デスペラードが鈴木軍3人に対し牙を向く場面もありました。
9分39秒に試合は意外な終わり方を迎えます。
果たして、試合後はノーサイドで讃えあったのか、それとも敗者と勝者の間に亀裂が入ったのか…
まだ見たことない方も、一度見たことある方も、是非伝説の一戦をご覧下さい。