昨日の静岡大会で優勝候補のジェイ・ホワイトに勝利し、大番狂わせの大金星と称されたデビッド・フィンレー。
【新日本】初出場フィンレーがV候補のジェイから大金星!大番狂わせでNJC4強入り https://t.co/5yxa9xUFlt
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) March 18, 2021
多くのファンにとっては予想もできない一勝だったかもしれませんが、実力でジェイから3カウントを奪ったまごうことなき勝利でした。
本人が言う通り、今年はフィンレーの年になるでしょう。
いや、今年こそフィンレーが活躍できる1年になって欲しいと願っています。
その為にもなんとしても準決勝でウィル・オスプレイを倒し、NEW JAPAN CUP(以下NJC)優勝決定戦に駒を進める必要があります。
飛躍の年になるはずだった2019年
恐らく、怪我による長期欠場がなければ2019年に多くのチャンスを得ていただろうフィンレー。
この年の2月に肩を脱臼すると初エントリーされたNJCは欠場で出場することができず。
父親のデイブ・フィンレーも闘ったことがあるマディソン・スクエアに出場できると喜んでいたにも関わらず、残念ながらフィンレーの“聖地”出場は叶いませんでした。
『(マディソン・スクエア大会のチケットが)即完売だったって伝えたら、感激してたよ。いつも俺の成功を願ってくれてるんだ。でも母の方が興奮気味だった。俺が父と同じ舞台で闘うのを見れるのが嬉しいって。すごく楽しみにしている。家族みんなが観に来る予定だ。もちろん妻も』
引用:Bar MSG
10月の両国国技館大会で8ヶ月振りに新日マットに登場するも、11月にアメリカ大会で行われたIWGP USヘビー級のベルトへの挑戦は敗北。
復帰早々のベルト挑戦で結果を残すことはできませんでした。
巻き返しの年になるはずだった2020年も…
2019年のWORLD TAG LEAGUEで初優勝すると、翌年の1・4東京ドーム大会でG.o.Dの持つIWGPタッグのベルトに挑戦。
悲願の王座初戴冠を果たし今年こそはNJCに出場すると思われましたが、世界的なパンデミックによりまたしても活躍の場を奪われることになります。
2020年も長期間新日本のリングから遠ざかる結果となりました。
不運に見舞われた2019年と2020年。
2年越しのNJC出場と優勝候補を敗る活躍は、決して大番狂わせではありません。
遂に日の目を見る機会を得ました。
NJC初出場で初優勝するというジンクス
NJC準決勝に勝ち残ったのは昨年覇者のEVIL、2回目の出場で初のベスト4に進んだ鷹木信悟、2年振りのNJC出場となったウィル・オスプレイ、そして初出場でベスト4まで勝ち進んだフィンレーの4人です。
EVIL以外は初優勝となりますが、2015年から3年ごとにNJC初出場選手が優勝するサイクルでできつつあります。
2015年に初出場で初優勝した飯伏幸太、2018年に初出場で初優勝したザック・セイバーJr.、2021年にNJC初出場を果たしベスト4まで残っている選手はフィンレーただ一人です。
オスプレイはフィンレーのベスト4進出をシンデレラストーリーと例え、あきらかに格下扱いしました。
オスプレイ「フィンレー、凄いじゃないか! お前の親父さんも、さぞかし鼻が高いことだろう。俺たち年齢は同じだが、これまでに築き上げてきたものは全く違うな。きっと親父さんは何度もお前にガッカリしてきたことだと思うよ」続
全文は
⇒https://t.co/VPgGuUhB6P#njcup pic.twitter.com/YRdBckfBLc— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 18, 2021
確かにシングルの実績では4人の中で一番劣り、オスプレイは最強外国人レスラーの一人と言えます。
もしかしたら10回闘ったら9回負けるかもしれません。
しかし、チャンスはあるはずです。
格下と見下しているオスプレイに付け入る隙があり、肩と鼻を怪我し満身創痍な状況とも言えます。
2年間待ったチャンスを掴むまであと2勝。
今年こそ道場育ちのフィンレーが大活躍する1年になることを祈っています。