内藤哲也のリベンジとザック・セイバーJr.のリセット

内藤哲也、ザック・セイバーJr.【撮影:koba】
NEW JAPAN CUP




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日本プロレスの春の祭典NEW JAPAN CUP(以下NJC)も、残す闘いは決勝戦を残すのみ。

各王者も参加していたのですから、本日の勝者が今最も強い男も言えるでしょう。

私の予想とは全く違う2人が勝ち上がりましたが、文句なしの2人が勝ち上がってきました。

 

本日の大阪城ホール大会は14時から開戦。

全対戦カードも出揃いました。

①BUSHI vs 藤田晃生

②タマ・トンガ&タンガ・ロア&邪道と田口隆祐&マスター・ワト vs バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ&外道&石森太二&エル・ファンタズモ

③矢野通&石井智宏&YOHのCHAOS vs タイチ&鈴木みのる&金丸義信

④エル・デスペラード&TAKAみちのく vs SHO&高橋裕二郎

⑤藤洋央紀&YOSHI-HASHI&真壁刀義&本間朋晃 vs ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&ウィル・オスプレイ&アーロン・ヘナーレ

⑥高橋ヒロム&鷹木信悟 vs EVIL&ディック東郷

⑦オカダカズチカ&棚橋弘至&小島聡&タイガーマスク vs 藤波辰爾&CIMA&T-Hawk&エル・リンダマン

⑧内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.

 

G1クライマックスのリベンジ

 

過去何度もザック・セイバーJr.と闘ってきた内藤哲也ですが、前回の敗戦はいつも以上に悔しい負けだったと思っています。

東京ドーム大会のメインイベントに“必ず”戻ると公言しており、その為にもG1クライマックス優勝は最後の手段でした。

それがまさかの初戦敗退後、残る公式戦が全て負傷欠場になってしまいます。

 

相手の技を切り返した際の着地で怪我をしたと公言している内藤ですが、怪我したこともファンとの約束を果たせなかったことも全て自分の責任です。

もう一度、東京ドーム大会のメインを目指す為にも、ザックへのリベンジは避けて通れない道でしょう。

ザックに勝つことが止まった針を動かす唯一の手段かもしれません。

ジンクス通りなら、内藤がこのタイミングで優勝することは運命とも言えます。

優勝した内藤が何を口にするのかも注目です。

 

内藤戦のリセット

 

昨年のG1の初戦が内藤のとって悔しい敗戦なら、ザックにとっても後味が悪い試合でした。

幸先良くスタートダッシュを切ったものの、実際は試合中に怪我をした内藤からのギブアップ勝ち。

開幕から連勝を重ねたものの、リーグ最終戦で負けてしまい優勝決定戦進出は叶いませんでした。

 

内藤が初のG1公式戦欠場で嘆いていた裏で、欠場のキッカケとなった試合の相手だったザックも苦しんでいたんだと思います。

一部のファンから心無い言葉をぶつけられていても不思議ではありません。

ザックは初戦以降もバックステージで内藤の名前を出し、自ら悪役に徹しました。

 

決して自分の仕業でなくとも、試合中の相手の怪我はナーバスになるでしょう。

しかもその相手が優勝候補の内藤哲也で、その後の公式戦は全戦欠場しました。

必要のない責任を感じていた可能性もあります。

口に出していなくとも『自分のせいで』という重荷を背負っていたなら、本日の内藤哲也戦がリセットできる絶好のチャンスとなるでしょう。

 

内藤が怪我することなく勝利して初めて、負の呪縛から解放されるのかもしれません。

自身2度目となるNJC制覇、そして初となるIWGP世界ヘビー級王座奪取も見えてきました。

誰よりも新日本に尽くしてきた男が報われる日も、そう遠くはないはずです。