アメリカ・ラスベガス遠征に参加した棚橋弘至が空港で起きた事件を語る

SANADA、棚橋弘至【撮影:Koba】
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023年は新日本プロレスにとって海外遠征を増やした一年でした。

コロナ禍も終息に向かい、日本から多くの選手がアメリカやイギリスに遠征。

その中でも新日本プロレスのエースである棚橋弘至は、毎月のように海外の興行に参加し多忙な一年だったと自身のポッドキャストで語っています。

 

例えば現地時間の10月18日に行われたラスベガス大会は、前日のお昼頃着いて、翌日に試合を行い、その日の深夜3時にホテルを出発するという殆ど余裕のない弾丸スケジュールだったとのこと。

朝4時か5時に空港着いて、6時台には飛行機に乗って帰国するというタイトなスケジュール。

さらに帰国の便は直行便ではなく、ダラスでトランジットがあり約3時間滞在時間があったといいます。

棚橋曰く、そこで“事件”が起きたそうです。

棚橋『今回事件があったんですよ。言っちゃっていいっすか?』

真下『あら!大丈夫な範囲でお願いします』

棚橋『乗り換え終わって搭乗口で待っていたら、SANADAがアナウンスされるんですよ。「聖也さま、真田聖也さま」って感じで。なんか搭乗チケットのチェックだけだったんですけども、SANADAがなかなか来ないんですよ。ヤバい、ヤバいってなって。アナウンスに反応しないんですよ。搭乗口に来てくださいって』

真下『ずっーと呼ばれてるんですか?』

棚橋『ずっーと呼ばれてるんですけど、来ないんですよ。大丈夫かなって言ってたら、カフェで食事しながら寝ちゃってたって。でもギリギリ間に合って来れたんですけど。本人は寝てるからいいんですけど、心配なのはその他の新日本の選手。めっちゃSANADA呼ばれてるけど大丈夫かなって。こっちがドキドキしちゃって。チャンピオンだし、なんかあったら新日本が話題になってしまうんで。ヤバいヤバいって思って

真下『菅林さんも居たんですか?』

棚橋『会長もいて「ちょっと俺探してくる」って、会長が動いたっていう。いくらチャンピオンでも、常に会長はニコニコさせといて欲しい(笑)』

引用:棚橋弘至のPodcastOff!

 

ラスベガス大会は内藤哲也との前哨戦を20分引き分けのドロー。

試合の疲労とタイトなスケジュール、睡眠時間が確保できない中でのトランジットとあって、カフェで食事しながら寝落ちしてしまったSANADA。

本人以上に一緒の便だった選手やスタッフは、空港でのSANADAコールに焦っていたことでしょう。

そんなハードスケジュールをこなさなければならないのが、今の新日本プロレスの台所事情とも言えます。

 

ブジロードの戦略発表会で今後はアジア市場を開拓すると発表しており、2024年からはアジアでの興行も開催されることでしょう。

選手層が厚い新日本にとって活躍の場が増えることは良いことですが、一部選手への負担が多くなり今回以上の事件に発展しないことを祈るばかりです。