天国と地獄。
G1クライマックス初出場を決めたカラム・ニューマンとオレッグ・ボルチンは、まさに天国と言えるでしょう。
逆にその2人に敗れ今夏のG1に出れなくなってしまったタイチとYOSHI-HASHIは、地獄に落とされたと言っても過言ではない心境でしょう。
IWGP挑戦を仄めかしていたタイチはチャンスすら失い、毎年期待感が高まっていたYOSHI-HASHIは集大成とも言える今夏のG1出場が叶わなくなってしまいました。
挫折という一言では片付けられない現実が2人に突きつけられました。
YOSHI-HASHI「後楽園のリング上で言った通り、突きつけられた現実、もう変えられないよ。でも、これから先、未来は絶対変えてやる。これで終わりじゃねえからな。全く諦めてねえからな。どんな形であれ、必ずチャンスを掴む。俺はこんなところでくたばんないから」https://t.co/buEci70FXd#njSOUL pic.twitter.com/JUfUysKxWH
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 5, 2024
「出場者決定トーナメント」が終了し今夏のG1出場選手20人が揃いましたが、タイチとYOSHI-HASHIがエントリーできる可能性が僅かながら残されています。
それは海野翔太の欠場の可能性による代打出場です。
海野は6月半ばにぎっくり腰と腰骨を骨折し、治療に専念しています。
腰骨の骨折と椎間板のぎっくり腰でした😢
L45の椎間板です。MRIも撮りました。明日何とかして東京へ帰ります。
G1までには必ず帰ってきます。しばらく休みます。すみません。 pic.twitter.com/CIng7DMJcT
— 海野 翔太 / Shota Umino (@Shooter_us) June 18, 2024
海野な怪我が回復し無事G1出場できるに越したことはありませんが、完治せず出場ストップがかかる可能性もあるでしょう。
どのくらいの骨折かは分かりませんが、1ヶ月で試合できる状態に戻れるかどうかは不明です。
何より、これから先何年もG1に出場し続けるだろう海野が、このタイミングで無理しない方が良いと思っています。
もし海野が欠場となれば、タイチかYOSHI-HASHIのどちらかに代打出場の白羽の矢が立つ可能性が高いのではないでしょうか。
G1開幕まで国内での大会はありませんが、幸いにして後楽園ホールはまだ空いている日があります。
仮に海野がG1欠場となれば、急遽「出場者決定マッチ」が行われるかもしれません。
もし現実に欠場となっても、代わりに出場できる選手は1人だけという天国と地獄が待っています。
大逆転出場の可能性が僅ながらある状況で、G1開幕まで2週間切りました。
残り数日でどんなドラマが待っているのか…