内藤を破って無敗のモクスリーがこのまま決勝戦に進むのか?

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックス折り返しの、Bブロックの天王山。

逆転で優勝決定戦進出を狙う内藤哲也が、無敗を継続するジョン・モクスリーに3カウントを奪われ敗れてしまいました。

 

これで内藤の成績は2勝3敗で黒星先行、対するモクスリーは無傷の5連勝です。

終始相手を圧倒しての勝利ではありませんでしたが、モクスリーはBブロックの名だたる選手達を倒しています。

一体誰がモクスリーを止めることができるのか…

 

過去、外国人レスラーでG1を初出場初優勝したのは、ケニー・オメガだけ。

ただし、ケニーの場合は何年も新日本で闘ってきた実績があります。

このままモクスリーが優勝すれば、前代未聞の事件です。

 

では、このままモクスリーが優勝決定戦に駒を進めてしまうのか?

G1が過酷さを増すのはこれからでしょう。

現時点でのBブロックの勝ち点を確認したいと思います。

 

ジュース・ロビンソン 6点

石井智宏 6点

矢野通 4点

後藤洋央紀 4点

ジェフ・コブ 4点

ジョン・モクスリー  10点

内藤哲也 4点

鷹木信悟 4点

ジェイ・ホワイト 4点

タイチ 4点

 

残る公式戦は4試合なので、数字の上では全選手に可能性があります。

勿論、モクスリーがこの先全敗すればの話です。

 

つまり、誰がモクスリーを止めるのかではなく…

誰もがモクスリーを止める必要がある

 

2位との勝ち点が4以上離れ、現状勝ち点4の選手もリーグ突破の可能性を残すには、モクスリーを次戦以降3回連続敗れる必要があります。

 

勿論、モクスリーのリーグ全勝からの優勝決定戦進出を願うファンもいるでしょう。

しかし、リーグ最終戦まで誰が1位で突破するか分からない展開を望むファンの方が多いと思います。

 

では、モクスリーを止めなければならない選手は誰になるのか。

 

8・1福岡大会 矢野通

8・4大阪大会 ジェイ・ホワイト

8・8横浜大会 後藤洋央紀

 

そして、この3連戦でキーマンになるのは…

後藤洋央紀

 

新日本を良く知るプロレスファンは、矢野とジェイならモクスリーから3カウントを奪う可能性が高いと知っていることでしょう。

昨年のG1でリーグ単独トップをひた走っていたケニーを止めたのは、矢野通です。

※初黒星を付けたのは石井

 

今年のG1でも優勝候補の1人だった内藤を、Bブロック開幕の初戦で秒殺しています。

 

7・19後楽園ホール大会でジェイを破った試合は、記憶に新しいです。

恐らく次戦の福岡大会は、矢野勝利に会場が安堵することになるでしょう。

 

ジェイ・ホワイトも3連敗の後、2連勝と波に乗ります。

 

実力もさることながら、いざとなった時はどんな手を使っても勝ち点を手にする為、あらゆる手段を使います。

現在モクスリーとは勝ち点6差ですが、直接対決に勝利すれば勝ち点差を2縮められるだけではありません。

最終戦で勝ち点が並んだ場合、直接対決に勝利している選手が決勝に進めることになります。

 

そこまで全て把握した上で、ジェイはどんな手を使ってもモクスリーから勝ち点を奪うことでしょう。

 

 

はり、試合の結末が全く読めないのは後藤戦になります。

 

真っ向勝負が信条の後藤は、モクスリー相手でもいつも通り正面から闘いを挑むことでしょう。

 

しかし、後藤がモクスリーと闘う際は、リーグ最終戦の直前となる横浜大会です。

この試合で後藤が負ければ、他の試合全部勝っても優勝決定戦進出の可能性は無くなります。

 

恐らくG1の対戦カードが発表になった時点で、横浜でのモクスリー戦の重要性は理解していたことでしょう。

だから、昨日の矢野戦で“後藤式”を試したんだと思います。

 

モクスリー戦を視野に入れた“後藤式”試運転

矢野戦は久しぶりの後藤式で完璧とはいきませんでしたが、見事3カウントを奪うことに成功しました。

 

今夏のG1で後藤の優勝を予想していますが、私の予想が当たればBブロックを最も盛り上がる選手も後藤洋央紀になりそうです