旗揚げ記念日大会で、内藤哲也と闘って負けたタイチのコメントを覚えていますでしょうか?
『ヘビー級での、ヘビー級での闘い、教えてくれてありがとうよ。』
引用:新日本プロレス
やはりこれって内藤に感謝して本音を言った訳じゃなかったですね。
タイチだけは信用しちゃいけないって外道さんが言ってました(笑)
NEW JAPAN CUP 一回戦
棚橋弘至 vs タイチ
開始早々は、タイチがのらりくらり棚橋を焦らしていましたが、試合が動き出してからは内藤戦のVTRの様な試合展開でした。
そして内藤戦では出さなかったデンジャラスパワーボムと、首から落とすバックドロップはヘビー級対策として考えていた技なのでしょう。
最近の若い選手(30代まで)のバックドロップは、抱え上げて背中から落とす形が主流。
一番分かりやすいのが、SANADAのバックドロップ。
それに比べ、タイチのように小さな円の軌道で投げて、首から落とすバックドロップは珍しい。
いや、腰が柔らかく相当な技術がないとできない技です。
そんな戦い方を見て、一瞬でもタイチが最後までクリーンに闘うと思った私がバカでした(笑)
試合終盤にはレフリーを突き飛ばし、急所攻撃。
やっぱりヘビーに転向しても、小ズルさは残っていましたね(笑)
そしてコーナーサイドに倒れた瞬間、入場時のマイクを握りました!
まさかまさか、本当に内藤にやられたことを、ヘビー級での戦い方なんだと勘違いしているんじゃないでしょうか!?
悪魔の再現、いや内藤哲也のオマージュをやってしまうのか?
しかしここは棚橋がマイク攻撃をかわし、最後はハイフライフローでタイチを下しました。
この試合で分かったことが3つ。
①内藤戦でヘビーの戦い方を学んだタイチは、ちゃんとヘビー級仕様の新しいスタイルを見せたということ。
②最後はタイチらしく小ズルさ全開で勝ち星を狙っていたということ。
③棚橋はハイフライフローを封印しなかったということ。
そして、新たな技は温存して使わなかったということ。
ヘビー級仕様のスタイルで闘ったタイチは、ヘビーでも十分通用することを証明しました。
負けはしましたが、基本的にクリーンファイトで、介入も小ズルい攻撃も最小限。
次はG1での闘いを見たいですね♪
思ってた以上に負傷箇所を責められなかった棚橋は、多少の反則攻撃は受けましたが、新技の温存に成功。
無事一回戦を突破したことで、決勝への光も僅かながら見えてきました。
次のNJC一回戦は、飯伏幸太vsYOSHI-HASHI。
そして、内藤哲也vsザック・セイバーJ r.。
すでに4人中2人が脱落した鈴木軍なので、内藤戦は絶対負けられない試合となるでしょう。
セカンドのTAKAみちのがちょっかい出すのは口か、手か!
そこにも注目ですね。