昨日のNEW JAPAN CUP(以下NJC)準決勝はSANADA健闘及ばす、ザック・セイバーJr.が決勝の舞台へ駒を進めました。
これで3・21長岡での決勝は…
棚橋弘至 vs
ザック・セイバーJr.
皆さんはどちらが勝つと思いますでしょうか?
私は…
棚橋は負けてもいいと思っています。
もう一度いいます。
勝てなくてもいいんです。
理由は簡単。
今のコンディションでオカダカズチカ(もしくは鈴木みのる)闘っても勝てないから。
これだけ書くと、批判と不満の雨が沢山降ることでしょう。
納得していただけるか分かりませんが、ここから先は私の持論を説明します。
棚橋ファンにとっては、NJCで優勝しIWGP防衛記録のV11を止めるというのが最高のシュチュエーションでしょう。
しかし今の状態で本当に勝てるのでしょうか?
あまりにも部が悪過ぎる。
棚橋がNJCを勝ち上がってきた相手は、タイチ、ファレ、ジュース。
爆弾を抱えている膝を攻められることはほとんどありませんでしたが、終始膝をかばって試合をしていました。
動き方、スピードもいつもと違います。
そして、決勝の相手はあのザック・セイバーJr.。
確実に膝を攻められ悪化することは必須です。
それでも勝った棚橋がチャンピオンを指名します。
満身創痍でチャンピオンと闘うのは4・1両国国技館。
すなわち
11日後
11日間でどこまで回復できるでしょうか?
3月25日にアメリカ大会もあります。
長距離移動の負担もある。
そもそもIWGP最長防衛記録11回を阻止するのは、最高のシュチュエーションでしょうか?
今現在の最多防衛記録は、棚橋が持つ11回です。
仮に両国国技館でオカダが防衛しても並ばれるだけです。
それより次のレスリングどんたく(GWのビッグイベント)で、最多防衛新記録を阻止するというシュチュエーションの方が、盛り上がるのではないでしょうか?
1ヶ月以上ある期間でコンディションを整える。
1ヶ月あれば見た目だけでなく、動きもキレキレの棚橋が復活するかもしれない。
これがNJCで棚橋が無理して勝たなくてもいい理由です。
棚橋が久しぶりに後楽園のメインの後に言った言葉を思い出して下さい。
『もう1度! 新日本プロレスの頂点に立ちたい!!
いや! 絶・対・にー!立ーーーつ!!』
重要なのはNJCで優勝してオカダを指名するシュチュエーションではなく、万全の状態で最多防衛新記録を阻止すること。
この考えはNJC開催前から全くブレていません。
なぜNJC準決勝でIWGPに挑めるのかは、こちらの記事を見れば納得すると思います。
だから、NJCでザックに負けても悲しまなくていいんだと思います。
希望は消えない。
棚橋はチャンスを伺っている。
両国国技館のメインイベントで、試合後リングに向かうチャンスを…