火の国で終らない内藤哲也と鈴木みのるの抗争

雑感




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5・3福岡大会でインターコンチネンタルのベルトをかけて闘う鈴木みのると内藤哲也。

正式にタイトルマッチが決まってからは、ますます舌戦がヒートアップしています。

みのる『そうか、そうか、お前からは、この俺に挑戦するっていう意思を感じない。

今からキャンセルしてもいいぞ。

(中略)

じゃあ、よし、こうしよう。

IWGP実行委員会よ、この試合キャンセルだ。不成立だ。

だって、挑戦者に挑戦する意思がねぇんだから。

だろ? 』

引用:新日本プロレス

 

内藤『「俺の目の前に出て来い」って言ってみたり、「タイトルマッチはキャンセルだ」って言ってみたり、そうかと思えば、今日はまた、執拗に俺を狙ってみたり……

王様は忙しいねぇ。

(中略)

4月29日、熊本大会で、あなたが“裸の王様”になることはデスティーノ、運命ですから。』

引用:新日本プロレス

 

毎試合の舌戦によりタイトルマッチへの期待は高まるばかりです。

しかし、試合が行われれば抗争は終わり。

正直、内藤とみのるの初遭遇からタイトルマッチ決定まで、あっという間でした。

このままどっちが勝っても、これで終わりでは勿体ない気がしますが、そう思うのは私だけでしょうか?

 

レスリング火の国で、真っ向勝負で闘って勝者と敗者が生まれ、その後どうなってしまうのか?

勝者は意気揚々と、敗者に対し大したことないと否定できます。

しかし、敗者は記憶に残る負の歴史を背負うことになります。

 

真っ向勝負で負けたら、鈴木みのるは言い訳しないでしょう。

しかし、内藤からは“裸の王様”のレッテルを貼られます。

 

逆も然り。

内藤が負ければやっぱり“詐欺師”だと高笑いされ、最悪欠場に追い込まれることでしょう。

 

ということは、どっちが負けてもデメリットしかありません。

新日本で1、2を争う人気ユニットのリーダーが、今負けることは…

 

大きな損失以外残らない

 

それは選手にとっても、新日本にとっても。

では、どうすれば損失を少なくできるか。

 

どっちが負けても、実力で負けたという印象が残らない方法があります。

その方法とは…

 

試合中の介入と制御不能な試合展開

 

私は、試合終盤にBUSHIが乱入して、みのるの顔面に毒霧をくらわすんじゃないかと予想しています。

介入による毒霧で負ければ、実力で負けたとは思われません。

また、BUSHIにとっても鈴木みのるに仕返ししたい理由があります。

 

3・15後楽園、4・15山梨、4・19大阪…

 

実に3回もパイルドライバーをくらって、3カウントを奪われています。

そして、まだ4回も前哨戦が残っているので、さらに増える可能性が高いです。

出典:新日本プロレスリング:HP

 

 

この一戦がお客様にとって、どれだけ魅力的なカードであるかは、内藤自身が最も理解しているはずでしょう。

内藤にとっては古傷の膝を狙われるというデメリットはありますが、1試合で終わらすには勿体ないと思っているはずです。

鈴木みのるに『もう一回やらせろぉ!』と言わせるには、制御不能な試合運びが必要なのではないでしょうか。