史上最大規模で開幕したベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)ですが、エル・デスペラードとフリップ・ゴードンの欠場が決まり、巷ではBブロックが寂しくなったという声も上がっています。
開幕直前に行われた優勝予想アンケートでは、トップ5にAブロックから4選手ま選ばれました。
つまり、Bブロックからは1人しかトップ5に名を連ねなかったという事になります。
【投票結果発表!】
LINEアカウント『BEST OF THE SUPER Jr. 26』“優勝予想”トップ5が決定!
優勝予想、決勝予想ともに鷹木信悟選手(@Takagi__Shingo)が圧倒! https://t.co/cJQjyu6UdZ #njpw #njbosj pic.twitter.com/RPnsMwL4IY— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 13, 2019
確かに優勝候補が多いのはAブロックであり、魅力的な試合が繰り広げられるのは間違いありません。
しかし、BブロックはAブロックに勝るとも劣らない魅力があります。
魅力① 喜怒哀楽がある
G1などでも言えることですが、手に汗握る展開ばかりの試合では疲れてしまいます。
田口監督のような、試合中でも笑いを取れるユーモアのある選手は重要です。
どんな相手でも、監督と試合をすれば田口ワールドの“喜”に引き込まれることでしょう。
観客の4割成人女性で1割は子供の新日本において、YOHやロッキー・ロメロの様な試合をプロレスを楽しませようとする選手や、国内ファンからの圧倒的支持を得るBUSHIの存在は貴重です。
観客もライブ配信で視聴するファンも、喜怒哀楽様々な感情を出して見れるグループがBブロックなんだと思います。
魅力② 鮮度がある
デスペラードとゴードンが欠場したことにより、DOUKIと成田蓮が追加エントリーになりました。
これでBブロックは10人中、5選手がBOSJ初出場の選手となり、ファンにとっては鮮度のある試合が見られることになります。
しかも、初出場の5選手とも魅力的な選手ばかりです。
ヤングライオンの成田は、多くのファンから出場を期待されていた選手。
リーグ公式戦という普段とは違うシングルマッチを行った経験は、今後の成田というレスラーを形成する上でも貴重な財産です。
数年後の成田を語る上でも、見逃せないBOSJとなるでしょう。
ロビー・イーグルスは2月のHONOR RISING(ROH興行)でマーティー・スカルとシングルマッチが組まれていました。
この時はマーティーに負けましたが、恐らくこれがBOSJ査定マッチだったことでしょう。
昨日の試合を見ても、多彩な技を効果的に使い試合を組み立てる技術は一級品です。
バンディードはcodyとヤングバックスの自主興行【ALL IN】に出場していた選手で、この試合で注目するようになりました。
とは言ってもあまり試合を見れる機会は少なく動向ばかり気にしていましたが、マディソン・スクエア・ガーデン大会でのIWGPジュニアの挑戦者に立候補。
直前に行われたレッスルコンでは、ウィル・オスプレイとスペシャルシングルマッチが行われました。
その試合でオスプレイに負けはしましたが、その実力は疑いようがありません。
魅力③ ニューカマーがいる
BOSJ参戦だけに限らず、今後も定期的に参戦するだろう重要な選手が参戦しています。
1人は謎の映像でもお馴染みのエル・ファンタズモ。
バレットクラブの一員として今後新日本にどう絡むのか注目です。
もう1人は、デスペラードの弟分であるDOUKI。
タイチが遅かれ早かれと言っていたように、今後も新日本に参戦する可能性は高いでしょう。
鈴木軍に入るのか、それともそれ以外の可能性もあるのか…
いいじゃねぇかDOUKI
たった1人で10年
メキシコやアメリカ、色んな国で死に目にも合いながらやってきたんだ
もう怖いモンなんてねぇよなあとよ
本人も言ってたがよ
勘違いするなよ
コイツは軍に入ったんじゃねぇ
俺とぺがいる場に新たな刺激を求めて来ただけだ pic.twitter.com/Gj2gEE5XUX— タイチ (@taichi0319) 2019年5月14日
純粋にジュニアの激闘を楽しむAブロックに対し、Bブロックは多種多様な楽しみ方ができるでしょう。
結果的にAブロックとBブロックの選手分けが、絶妙なバランスなんだと思います。
Aブロックは開幕戦で大きな山を作りましたが、Bブロックが面白くなるのはこれからでしょう。
Bブロックは今年多くの実績を残したウィル・オスプレイが、優勝候補筆頭です。
しかし、多くの選手がストップ・ザ・オスプレイを目指すことでしょう。
恐らくAブロックより混戦になると思われます。
Bブロックエントリー全選手、全公式戦から目が離せません。