ロッキー・ロメロの勇姿に中邑真輔を感じた後楽園ホールの夜

BEST OF THE SUPER Jr.




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あんなに感動的な試合になるとは、思いもしませんでした。

ロッキーコールに湧いた夜、ギブアップを奪った姿に昔の友の姿が重なって見えたのは、私だけではないでしょう。

 

後楽園3連戦の最後の試合を飾ったのは、ウィル・オスプレイを破りBブロックを無敗でリーグトップを走るエル・ファンタズモ

 

そして、エントリー選手20人という恩恵を受け3年振りに出場となったロッキー・ロメロ

ロッキーの実力なら十分BOSJでの活躍が期待できるだけに、待望の選出となりました。

 

この日のメインイベントの注目は、オスプレイを倒したファンタズモをロッキーが倒せるかどうか

ここでファンタズモの勢いを止めなくては、Bブロック代表は決定的となってしまっていたことでしょう。

 

今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)で腕ひしぎ十字固めをフィニッシュムーブに選んだロッキー。

腕ひしぎと言えば、かつてCHAOSで共に闘った仲間“中邑真輔”の得意技でもあります。

いろんな想いを背負って今回のBOSJに臨んでいることでしょう。

 

25分を超す死闘となった一戦は、今大会初の30分時間切れの引き分けを覚悟したファンも多かったと思います。

残り2分を切り引き分け濃厚な状況で決して諦めなかったロッキーが、丸め込みから腕ひしぎに移行しファンタズモの連勝を止めました。

 

試合後のリングにすぐ駆けつけたのは、ロッポンギ3KのYOHSHO

NJPW WORLD(ライブ&オンデマンドサービス)で視聴していた私も、感極まって泣きそうになってしまいました。

この勝利は、BOSJの1勝以上の重みがあったはずです。

 

今更ですが、この日の後楽園の前売り券を買わなかったことに激しく後悔しました。

スーパージュニアの後楽園大会が、最高な夜にならないはずがないですから。

 

試合後のリングでフラフラになりながらも、マイクで観客に感謝の気持ちを口にしたロッキー。

 『シンニッポン、スーパージュニア、サイコォー!』

 

相手から腕ひしぎで勝利する姿に、一瞬ですが中邑真輔の姿が重なって映りました。

もしかしたらロッキーから中邑への、『また一緒に闘おうよ』というメッセージだったのかもしれません

 

新日本と新日ジュニアを最高だと叫んだ姿に、同じCHAOSのSHOとYOHも心を動かされたことでしょう。

BOSJの次の公式戦は、明日幕張で第7戦目が行われます。

YOHは昨日ロッキーに敗れ初黒星を喫したファンタズモと、SHOはAブロックで鷹木に次ぐ勝点10の2位につける石森太二と熱戦を繰り広げることでしょう。

ロッキーからもらった勇気で、2人とも大金星を挙げるかもしれません

 

 

【お知らせ】

BOSJ後楽園大会の写真は一部アップ済みですが、この後残りの選手の写真もアップ予定です。


全20選手全員の写真をアップする予定なので、気になる方はトペブロTwitterアカウントからご覧ください。

ちなみに次の観戦予定は、BOSJ決勝の舞台である6・5両国国技館大会です。

初の両国で良い写真が撮れるか分かりませんが、頑張ってきます。

 

【DEATH RIDERS】の正体も気になりますが、新情報を知りたい方はこちらもご覧ください。